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映画「WILD」 野生的な女性の魅力

あらすじ

会社と自宅を往復することしかほぼ活動領域のないアニアは自宅近くの森で一匹の狼と出会う。昏睡状態の祖父が過去に狼を見たと言っていた事は本当だった。アニアは狼の野生的なオーラに魅了され、今までにない興奮を覚え生き生きとした顔になっていく。ある日、狼に麻酔を打って自宅に監禁する。そこからアニアと狼の奇妙な生活が始まる。

野生的な女性の魅力

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狼のように承認欲求がなく開放的で寂しさや孤独感という概念すらない。もしそんな女性がいたとしたら男性は口説いても口説いても上手くいかないだろう。なぜならカップルや夫婦といった人道的形式に当てはめられないからだ。そんなWILDな女性になぜか魅力を感じてしまうのだ。

自分のものにならないという悔しさかもしれない。自分なら分かってあげられるというエゴイズムかもしれない。いや、根本的に自分もWILDでありたいという憧れが魅力につながるのではないか。

なぜ人は形式的な関係にこだわるのか。なぜ人は人を所有物のように扱うのか。この映画を見ていると狼の様に我関せず、自分の生きやすい生活をひたすら模索する姿に憧れる。

毎日を何気なく生きていると忘れがちな思考だが、WILDであることに罪はない。自分の進みたい道があれば指示なんていらない。