〔127日目〕大人も是非"ハイ活"のススメ
節分の翌日、都心を雪が覆ったこの日。
娘と私は温かな部屋で、ハイハイ競争に興じていた。
嬉々としてハイハイで追いかけてくる我が子の姿はたまらない。
そして私は気がついてしまった。
ハイハイが育児に良いのはもちろん、大人のダイエットや脳にも最高のエクササイズであることに!
そもそもなぜハイハイ生活をはじめたかというと、娘が7ヶ月半ばで立ち始めてしまったからだ。
「立っち」より「ハイハイ」を推したいワケ
立っちして満面の笑みを浮かべる娘を見るのも喜ばしいことなのだが、ハイハイが赤ちゃんにもたらす恩恵は大きい。
ハイハイは赤ちゃんの体幹や股関節の機能、バランス感覚を鍛えるだけでなく、脳の発達も促すという。幼児教育で有名なドーマン・メソッドのドーマン博士も、脳科学的観点からハイハイを推奨している。
たくさんハイハイすることで、視覚も刺激され、シナプスがバシバシつながるらしいのだ。
母もハイハイはじめました
だが娘はマスターしたての「立っち」に夢中だ。さて、どうしたものか。
そこで辿り着いたのが、「母もハイハイで過ごす」という選択だ。
赤ちゃんには生まれながらに優れた模倣能力を持っているという。
そういえば私はいつも二足歩行で過ごしていたが(当然のことなのだが...)、これからは部屋の中をハイハイで移動することにした。
すると娘も嬉々としてハイハイするようになったのだ! 模倣作戦は大成功。
しかも、ハイハイの恩恵はそれだけではなかった。
ハイハイは立派な有酸素運動
ハイハイとは、両手両足を床についておなかを持ち上げ、手と脚を交互に前に出して前進する運動だ。
赤ちゃんの動きと侮るなかれ、これを大人がすると手足をフルに使う全身運動となる。数分間這い続ければ、立派な有酸素運動にもなる。
実際、3分くらいハイハイしているとハァハァ息があがる。二の腕をかなり使うし、体幹も結構使うし、骨盤あたりもじんわり温かくなる。
デスクワークした後にハイハイすると、肩甲骨や股関節の血流がよくなるし、腰や背筋も自然に伸びて心地よい。
こんな記事も見つけた。
赤ちゃんみたいな「ハイハイ」が、効果的なワークアウトになる理由(Woman's healthより)
なるほど、1日5分のハイハイは立派なワークアウトになるのだ。
ハイハイは脳も鍛えられる
実はハイハイは大人の脳にもよいことが実証されている。
手と足が対となる動きは、左脳と右脳を活性化。さらにハイハイは「協調運動」といって、手と足、目と手など別々に動く機能をまとめてひとつにして動かす運動であるため、神経回路の繋がりを強化させるのだ。
2015年に刊行された学術誌「Human Movement Science」に掲載された研究によると、大人が60分間の四足トレーニングを週に3回行うことで認知的柔軟性が強化されたという。
認知的柔軟性とは、環境の変化に応じて行動を適応させる能力や問題解決する能力だ。
確かに実際にハイハイしてみると、頭がスッキリし、集中力もアップする。
思い切り、ハイハイしたい
ハイハイの魅力を知ってしまった今、私には密かに叶えたい夢がある。
それは、思い切りハイハイすること。
娘と一緒に50mくらい全力ハイハイしてみたい。屋外だと怪我が心配なので、屋内で床が柔らかい環境がよい。
ドッグランならぬ、ハイハイランを作ってほしいくらいだ。仕事に疲れた大人たちのメンタルケアにもよいのではないだろうか。
一緒にハイ活してくれる仲間も募集中だ。
すてきなスポットがあれば是非教えて欲しい。
2/6のダイエット記録
●体重54.2kg 体脂肪 30.4%
●今日のひとこと
「ハイハイ、最高」