見出し画像

自転車ってもっと楽しい!

自然環境リテラシー学プログラム・多気・紀北 "サイクリングを知り尽くす” コース第一回、2020年11月28日,29日

こんにちは、三重大学生物資源学部のはやしです。

突然ですが、みなさん自転車に乗ったことありますか?
ママチャリになら乗ったことあるよ!って方は多いと思うのですが、クロスバイクやロードバイク、マウンテンバイクなどの本格的な自転車に乗ったことのある方はそこまで多くないと思います。
私も以前まではそうでした。

そんな私が、今やマウンテンバイクを買うために貯金しようと思い始めています。
何が私をそうさせたのでしょうか?
今回はそのことについて話をしたいと思います。

今回の舞台は三重県の多気町。
木!森!山!田んぼ!畑!昔ながらの建物!きれいな川!きれいな空!きれいな空気!
というように自然豊かな町で、自転車で走るにはもってこいの場所です。
(↓こんな感じの所です。)

そして、今回の自然環境リテラシー学プログラムでお世話になったのは、多気町でサイクリングツアーなどを行っているcazacleの西井匠さん、西井勢津子さんのお2人。

今回はcazacleで行われている、「190年の道コース」と「Satoyamaピクニックコース」という二つのツアーを合体させたような内容のサイクリングツアーを体験しました。


まず始めに、その昔酒屋さんだった古民家で、多気町にある「立梅用水(たちばいようすい)」という水路の歴史についての紙芝居を鑑賞しました。(こちらは「190年の道コース」の内容です。)
この立梅用水は、国「登録記念物」・世界「かんがい施設遺産」に登録されています。詳しくはこちら
紙芝居をしてくださったのは下の写真に写っているお母さま方だったのですが、このお母さま方の演技力がまあ凄くて、自分も紙芝居の中に引き込まれるかのように感じました。

その後、いよいよ自転車に乗って出発です!
今回乗らせていただいたのはクロスバイクでした。

実は漕ぎ始めの10分は、かっこいい自転車特有の前傾姿勢に慣れなくて、ちょっとヒヤヒヤしながらゆっくり運転しました。(私が一番前だったので後ろがつまってしまいました笑)

ですが、その前傾姿勢にもしばらく走るうちに慣れてきて、周りの景色を楽しめるようになってきました。
遠くの山を見て「あれは植林かな?」などと考えたり、畑の作物を見て、西井さんにその作物のことを解説していただいたりしました。
自転車なら道中で止まってもそこまで邪魔にならないので、途中の景色をより楽しむことができる。
このことが、ツアーで自転車を使う意味の一つだそうです。
(↓道中の橋から川を眺めている写真)

その後、西井さんの管理している田んぼに到着し、お昼休憩です。
お昼ご飯には、おいしいおいしいお弁当を頂きました!
このおいしいおいしいお弁当は、cazacleさんの「Satoyamaピクニックコース」に出てくる、せいわの里・まめや さんのお弁当です。

そのおいしいおいしいお弁当を食べ終え、まったり過ごしてお昼休憩が終わり、サイクリング再開です。

田んぼと田んぼの間のあぜ道を通り、そこから色々と寄り道をした後に、最初の紙芝居に出てきた水路にたどり着きました。
ここから先は「190年の道コース」の内容です。

その水路には、長距離にわたって水を運ぶために、ほんのわずかな傾斜が保たれているそうです。
その水路のわき道を、流れる水のようにするすると走っていきます。
すると、それまでの開けた景色からは一変し、周りに木がもりもりと茂った道に。
ひんやりとした、冷たくて爽やかな風が吹いてきました。

この時です。私が「これかあぁ!!これが私が求めていた乗り物かあ!」と感じたのは。
ようやく自分の相棒にできそうな乗り物を見つけたぞぉ!!って感じです。

この感覚を、もっと多くの人、特にママチャリしか乗ったことのない、以前の私のような人に知ってもらいたい。
今回の記事はそんな思いで書きました。

「自分は一生ママチャリでいいや」と思っている、そこのあなたに、この先の人生で、一度でいいから本物の自転車に乗ってもらいたい。
私が今回のツアーを終えて、最寄り駅にとめてあった自分の安いママチャリに乗った時、

「なんなんこの自転車、前に進むの遅っ。」と感じた。

それと同時に、その日クロスバイクに乗っていた時の楽しさやわくわく感が、より鮮明なものとなって脳に焼き付いた。

その感覚を、この記事を読んでくださった人に感じてもらいたい。
あわよくば、クロスバイクやロードバイク、マウンテンバイクなどの自転車にハマって頂き、その人の人生がほんの少しだけ豊かになればいいな。

これが私が今回のリテラシー学で感じ、人に伝えたいと思ったことです。

今回参加させていただいたツアーのもとである「190年の道コース」と「Satoyamaピクニックコース」には、今回の記事では書かなかったけど楽しいと感じたポイントがまだまだ沢山あります。
気になる方はぜひcazacleさんのツアーに参加してみてください!
詳しくはこちら ☞ http://cazacle.niu-mon.com/

いいなと思ったら応援しよう!