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自分フォーカスのきっかけ②

【前回の続き】

診察の後
自分に何ができるかを考えました

いっぱい考えて、病院からなんでこんな診療内科を紹介されたんだ!と内心怒りながら貰った処方箋をもって薬局へ薬を貰いに行きました。

薬局に入ると同じクリニックから来てる人が多いのか、全体的に待ってる人の顔色は暗く、受付の人のハキハキした声が妙に違和感をだしてました。

薬を貰って、飲んで、回復できるのか?
これは薬だけでよくなるものなのか?
毎回こんな暗い所へ薬だけを貰いに来ないといけないのか?

嫌だ
私はただ少し休みたいだけだった
自殺してしまうと言ったのは確かに重い
でも、それ位に今気持ちが追い詰められてると伝えたかっただけ

その根本にある原因となった思いが
もしかしたら、心療内科の先生と話しして自分でも気づけると思ったのに、診断書と薬だけ

思っていたのと違う
結局は自分でなんとかしないといけないのか

睡眠薬を貰った帰り道、気持ちが思い詰まったた原因を知れる方法を考え、以前カウンセラーに話しを聞いてもらったことがあるのを思い出しました。

カウンセリングでは、解決策は示されない
何故なら自分で気づくものでないと行動できず意味がないものになるから
でも、カウンセリングでは話しを聞いて貰うことで、いつの間にか自分で意識してなかった思考に気づけることを、以前私は体感していた。

そこで休みを活かして、カウンセラーの人に連絡すると、彼女を少し話しを聞いた後、私似た背景で同じ国籍の女性と会うことをすすめた。

カウセンラーの紹介で会った同じ国籍の女性は初対面にも関わらず、私の話しを真摯に聞いてくれて、①私に自分のルーツである母国へ興味をもつこと
②実際に母国を見ることを勧めてくれました。

私はそれまで、母国を知ることを避けていました。しかし、その理由を考えたことはありませんでした。

ただ、彼女ののアドバイスがきっかけで、避けていた理由を考えてみると
単純に外国人であることを恥ずかしいと思っていたからだと気づきました。

周りに合わせることが当たり前だと思っていた為、国籍が異なり文化の異なる自分を恥ずかしいと思っていたのです

母国の文化や母国の人々ことを何も知らないのに、ただ日本にいる自分は異国人だから恥ずかしい。異国人だと指をさされたくなくて必死で頑張って、自分の思いを押し込めていたことに気づきました

自分は、
母国のことを何も知らないで判断している。
一番外国人として、周りからして欲しくない、周りからされたら悲しいと思うことを自分にしていたのです。

そして

そこで自分の国のことを知ろうと思い、2週間母国へ旅行をすることを決めました。旅行中、何もせずにぼーとしながら生活をしていました。

にわとりが庭を走るのを見たり
朝早く焼き立てのパンを買いに行ったり
ハーブティーを飲みながら読書したり
とてもゆっくりな生活の中で、南米の人はゆったりしてました。
そして、気づけばあっという間に帰る日が来ていました。

滞在中、生活の便利さから、初めは日本に早く帰りたいと思っていました。
治安も不安だったので、普通に夜遅く帰宅していた日本の安全さが恋しいと思っていたのです。

ただ次第に、母国の魅力に気づき始めていきました。
・夜は明かりがない為、毎夜素敵な満点の星が見える
・市場では新鮮な野菜、果物が多種多様にあってどれも凄く美味しい
・母国の料理は美味しい
・スーパーフードの多く、自然の恵みが多い
・世界遺産が多い等など

自分の国が素敵に思えました。日本滞在中は感じなかった有難さや日本の魅力も認識することができ、もっと自分を、自分の気持ちを大切にしようと思うようになりました。


きっと何事も自分に合ったタイミングで巡り合わせがある

今ではそう信じて、あの頃の医師やアドバイスをくれたカウンセラーや同じ国籍の彼女との出会いと体験等に感謝しています。

そして、自分を知るには、
まずは自分のルーツを認めること
そこから自分を少しづつ受け入れ知っていく。

先輩に弱音を吐いたことを初めは後悔していましたが、
結果としてその後自分へフォーカスするきかっけをくれたのです。


ここまで読んで下さりてありがとうございます。

Liz

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