TXT「The Name Chapter: TEMPTATION」「今旬」の音楽ジャンル曲を詰め込みながら表現軸をしっかり作ってきた!！またしても最高アルバム誕生!！
先日、大好きな彼らの新アルバムがリリースされました。
TOMORROW X TOGETHER「The Name Chapter: TEMPTATION」
K-POPの中でもお気に入りのグループTOMORROW_X_TOGETHER（以降、TXT）の新アルバムです。
私のnoteを読んでくださっている方なら「もーまたか」と思われるかもしれませんが(笑)。昨年は何度彼らについて書いたことか(笑)。
TXTは存在を知った時からとにかく「曲の良さ」にほれ込んでしまったグループ。どれだけ惚れてるかは以下のnoteを読んでいただければと思うのですが、
（ほんといっぱい書いてんな笑）
でもそれだけ波に乗っているアーティストであるという事なので、どうしても耳がいっちゃうんですよね。
これも毎回「耳タコです」と言われちゃうかもしれないですが、私はTXTのメンバーと共に彼らのPDをずっと務めているSlow Rabbitの大ファンでして。
現行の音楽PDの中で今１，２を争うくらいお気に入りなんです。好き好きすぎて、もう殿堂入りさせることにしたくらいで好き（笑）。もちろんTXTの素晴らしい表現や最近は制作にも入ってきているみたいなので才能あるところも大好きなんですけど、なんといっても
楽曲センスの良さが個人的に最高レベル！！
なんです。これは個人の感覚なのももちろん承知です。私がとにかくこのSlow RabbitがPDする曲が本当に大好きで。今作もクレジットを見ると
冒頭3曲で彼がPDを務めています。そしてやっぱり新アルバムで特に好きなのは彼のPD曲。どこが好きか書いていきます。そして
あったり前ですが、TXT5人とも表現力がよりついてきて、今作は前作とはまた違った面が感じられるアルバムになっていると思います。そしてここが肝心だと思うんですけど、
TXTのアーティスト性が確立してきた感
これを凄く感じることのできるアルバムでした。
正直、
私が完全にTXTにハマったこの作品以来、ずっとクオリティのぶっ飛ばし状態が続いているので「さすがにもうそろそろ落ち着いたりしてちょっとトーンダウンしてくるかな？」と予想もしていたのですが、
1000％間違ってた！！(笑)
今作は、前作を超えてきて「また最高作を叩き出してきた」と思います！！
ではもうちょっとこのアルバムについて、曲を並べながらお気に入りポイント書いていこうと思います。
「Devil by the Window」
まずは1曲目の「Devil by the Window」。この曲が個人的にこのアルバムの中で
ダントツ好き！！！
な曲です。この曲は恐らくベースは
ビリー・アイリッシュの「bad guy」が雰囲気として感じられる仕上がりの曲なんですが（もはや懐かしいね）、私は聴いた瞬間に
これインスパイア元はマネスキンじゃね！？
とびっくりした曲です。マネスキンと言えば、
今一番勢いがあるといってもいい、イタリア出身のロックバンドですね。
この曲の節回しにちょっと曲が近い感じがして。「わーSlow Rabbit、マネスキン見逃さなかった！」と思いました。こういうちゃんと今世間的にウケてるロック感をそれとなく取り入れた曲を1曲目に持ってきて
歌い方も、さすがにダミアーノみたいな強烈な歌い方はできないけど、自分たちの持ち味の柔らかい声質や、アレンジを「Bad Guy」風にしたこともあって、逆にソフトな事でのセクシーさやクールさが凄く光る曲になってて、もうこの曲だけで
ちょっとまたすげー！！
ってなりました。どうしてこういう上手いところの取り入れ方ができるの⁉「マネスキンの曲の感じ、かっこいいな」ってそれをそのままどストレートなロックで表現しないところが、また良いっていうか凄い。前作までロック味あげてきてた積み重ねも抜群に活きてますね！
同じように完全にロックにしていたらつまらない曲になっちゃうと思うのですが、TXTの表現力の伸びもあってオリジナル味がある曲の感じに仕上がってて、この曲自体に勢いもあるので、ここから既に凄く心をつかまれました！
この曲、生音のバンドの演奏になってギターとか入ってきたら、さらに私好みのめっちゃカッコいい曲になると思います！
これは私が「わ！マネスキン！」って思っただけで、他にも似たようなロック曲があるかもですが。
この曲は低音ボイスも活きる曲なので、ボムギュがいい感じで「お！ボムギュ主役？」と思いました。
私も昨年サマソニで1日目にマネスキン、２日目にTXTとライブを観てきたのですが、観に行って良かったわ～(笑)
「Sugar Rush Ride」
2曲目のこの曲はアルバムのタイトル曲ということで、シングルですね。この曲もギターのカッティングから始まる感じでさわやかなロック感で始まったと思ったら、この曲は最初の「Devil by the Window」と割と対になっているような曲で、1曲目が低音での魅力を活かした曲なのとは対照的に
高音の魅力を最大限に活かした曲
になっていると思います。前作の「opening sequence」って曲でも思ったんですけど、TXTってこの裏声や高音を持ち味にしていくような面がどんどん強くなっているような気がして、それと共に曲構成が本当に面白くて、
サビ前に高音を爆発させる
そして
サビの始まりが吐息！
というめっちゃ面白い曲になってるんですよね！こんな曲あんまり聴いたことないです。
そして「Sugar rush-ush, sugar rush-ush-uh, ah」っていうもはや掛け声がサマになって聴こえるという。
もうすぐ６歳の息子に聴かせてみたら「わっしゃっしゃー！！」って喜んでましたけど(笑)
曲自体のユニークさと、ポップなようでいて鋭利なようなところもあるような曲なので、凄くカッコいい曲に仕上がっていると思います！
K-POPだとかそういう事は全く関係なく、曲のユニークさが今売れてる世界中のポップスやチャートで聴く曲と並べて聴いても本当に面白くて。この曲を聴いて
TXTの個性やアーティストとしての色をさらに本格的に出してきた！
と思いました。ロック寄りで聴いちゃう自分としては1曲目が好きだけど、この「Sugar Rush Ride」をシングルにもってきたのは、この曲の出来に凄く自信あったんじゃないかな、と。確かに
TXT5人の表現はこちらの曲の方がいいかもしれません。このアルバム全体が前作より大人というか色気的な部分の表現も強くなっていると思うんですけど（MV凄いよね笑）、それが音だけでもちゃんと表れていると思いますし、なんていうかTXTってとにかく曲の良さが際立ってるので、曲によっては本人達の表現が追いつかないようなところもあったかもですけど、1曲目とこの曲については
5人の歌と表現が曲を先行している瞬間がある！
みたいな曲に感じました。この曲は
特にスビンが凄くいい味を出していると思います。裏声や高音が得意な印象の彼ですが、その音の時に他のメンバーよりも結構深い声に聴こえるんですよね。っていうかこんな裏声で表現できる人ってそうはいない気がする。個人的に今回のこのアルバム全体的にスビンの成長を凄く感じました。
この曲はアルバム内でも一番ユニークな曲になっていると思います。
「Happy Fools (feat. Coi Leray)」
この曲は明るいポップス曲で、今までのTXTの明るい面を引き継いだような曲ですね。この曲はもう「お手の物」感で軽々と歌ってる感じがしますね。この曲もPDはSlow Rabbit。安定したいいポップソングで今までのファンも安心すると思います(笑)。最初の2曲が凄いので。
でもサビとかリフレインだけど、歌うの結構難しい曲ですよね。踊りながら歌ってんだからほんと凄いですよね～！
共演はアメリカのラッパー、Coi Leray。海外アーティストとの共演はもう何の違和感もないですね。
「Tinnitus (Wanna be a rock)」
で、この曲も聴いて驚いたんですけど、これは今グローバルチャートなんかでも耳にする機会が増えた
アフロビーツ
の曲を歌っています。この曲、「取り入れた」なんてもんじゃない、もうほぼそのままそういう曲ですね。
今勢いあるジャンルなんですけど、だからってこうもナチュラルに歌えるの、本当に凄いと思うんですよね。5人全員！なんて器用なんだ。しかも曲がいいんですよね。それほど難しいラインの曲ではないけどシンプルにいい歌です。
この曲はヨンジュンと結構ヒュニンカイの声が際立ってよく聴こえました。ヨンジュンは相変わらずの万能ぶり。そしてヒュニンカイは前作でも思ったけど、ここんとこメキメキで歌スキルが伸びてる感じがします。確か前作でも二人のコンビの曲があったと思うのですが、その雰囲気に近い感じで。でもやっぱりスビンもいいですね。私がスビンマジックにかかっているのか？(笑)
「Farewell, Neverland」
最後はラテン調のアコースティック感のあるミディアムバラードのような曲で終わっています。この曲も全曲のアフロビーツのナチュラルな感じを引き継いだいい曲ですね。ほんとメンバーが凄い。こんなすぐに対応できます？(笑)
ラテンやアフロビーツを取り入れたk-popは TXTが初めてじゃないと思うんですけど、TXTの曲アレンジってk-pop特有の強みが際立ってしまうじゃなくて、よりワールドチャートで耳にするような本場感が強くて、そういう流れで聴きがちな私には凄く聴きやすいです。
逆にk-popの流れで聴くと違和感があるかもしれません。
この曲はテヒョンが良かったです。最初は私はテヒョンって「ロック歌唱を頑張ってる」ってところで気になる存在だったんですけど、こなれてきたのかアップ感の曲よりもちょっとダークだったり今作みたいなミディアムテンポの曲での良さが光る感じになってきている気がします。切なさが感情が伝わるというか。彼の表現力もどんどんアップしていきそうですね。
と、全曲の印象をざっと書きましたが、この「曲の良さと表現力のバランス」がいい意味で前作より崩れてきていて、表現の部分も今作はとても楽しめるアルバムに仕上がっていると思いました。
K-popとしてはもちろん、現行の世界中のポップスやロックと並べても引けをとらない、「個性と持ち味」で勝負しようと踏んだ作品なんじゃないかと思います。
彼らの個性って「なんでもこなす」ってところがあると思っていて、まさにその力量を十分に発揮しつつ、他のアーティストが持たない自分たちだけのユニークさを追求していこうとしている作品に感じます。落ち着かないで自分たちのアーティスト性を高めようとしている結構感動作ですね。
ここ数年、本当に私は一度たりともTXTにがっかりさせられたことが無く、それどころか毎回新作を聴くたびに曲の良さや歌のうまさやユニークさに感動があって。そんなアーティスト、ほんと稀です。
ほんと何回も言ってて、これも「耳にタコ状態」の方がいらっしゃると思うのですが(笑)、
TXTはK-POP好きな人だけじゃなくて、ロック好きや洋楽好きな方にも100％オススメできるアーティスト
だと断言できる作品がまた誕生したと思いました！
と、熱くなりましたが(笑)、今作も個人的に今年のお気に入り作品として愛聴していきたいと思います。
気になった方はぜひ聴いてみてください♪
おまけ
一つだけこのアルバムの難点を言うとすれば、5曲って終わるのがあっという間すぎるんだよね！！！！(笑)
おまけ2
そんな話してたらbillboard200で1位とってしまった！！勢い止まらんな。
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