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2022年下半期ベストアルバムまとめ
今年もこの季節がやってまいりました。
今年の7月に2022年の上半期ベストアルバムについて書きました。
たくさんの方に読んでいただき、ありがとうございます!
上半期に続き、2022年の下半期ベストアルバムについて書いてみたいと思います!今年後半は期待を裏切らないアーティストの傑作から、自分では予想もしなかった出会いがあったり、上半期同様にとっても充実してました!お気に入りでよく聴いていたアルバムについて早速書いていきたいと思います。
※順位はありません。
各アルバムから1曲選んだプレイリストはこちら。(上半期分も後半に入ってます♪)
The1975 「Being Funny In a Foreign Language」
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まずはなんといってもthe1975の新譜ですね!本当に大好きなアルバムになりました。期待値がもともと高かった彼らですが、軽く超えてきた素晴らしいアルバムだと思います!PDにジャック・アントノフを迎えてますますの成長と成熟を感じさせるアルバム。今年のサマソニでの来日や今作の売れ行きを見てて、日本での相当な人気の高さもはっきり感じることができました。今海外のバンドで1,2を争う人気と言ってもいいのかも。私もがっつりレビューを書きましたので、よかったら読んでみてください♪
Beyonce 「Renaissance」
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Beyonceのこのアルバムについてもレビューを書いています!
ビヨンセに出会ってからここまで彼女の作品にハマったのは初めてです!!普段聴いているロック寄りの曲は前作「Lemonade」の方にあるのに(笑)。でもこのアルバムはそれくらい、Beyonceのカッコよさと気品、アーティストとしての面白さに満ちた本当の傑作だと思います!!彼女自身のユーモアや人間性も感じられるし、1曲1曲が90sハウスやクラブシーンを踏襲したサウンド作りが本当にかっこいいんですよー!前作の方が先鋭的だったかもしれないですが、今作の方が誰も近寄れないくらいの彼女の圧倒的な個性と才能を私は感じました♪本当にエイリアンスーパースターなんだよ!!(笑)
Arctic Monkeys 「The Car」
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The1975のアルバムからわずか1週間でこのArctic Monkeysのアルバムリリース。「もうどうしてくれよう」と思ってました(笑)。ロックファンの都合も考えて頂きたい!(笑)同時リリースじゃなくて本当によかったです。こちらのアルバムについてもレビューを書きました!!
書いちゃうよね~、だって凄くいいアルバムなんだもん。詳しくはレビューを読んでもらえると嬉しいです!「『AM』時代が好き」っていう人の気持ちも分からないでもないのですが、私はこの作品が彼らのベスト作品になりました。進化が止まらない一番いい状態のバンドのオーラがビンビンに出ているカッコよさに本当にシビれました。で、来日やっと決まったんだけど、ほーんとに小さいハコでチケット争奪戦必至!実際会場を見てメンバー達が「聞いてねーよ!」って帰っちゃわないか心配なレベルですが(笑)。音はいいはずなので楽しみです!
Weyes Blood 「And in the Darkness, Hearts Aglow」
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Weyes Bloodのこのアルバムは「もしかすると新譜で才能爆発かもな~」と思ってたら「本当にそうだった!」って感じのアルバムでした。もちろんもともと評価の高い彼女のことは知っていましたが、作品としては圧倒的に今作がダントツで好きでした!キャロル・キングやジョニ・ミッチェルに通じるような素晴らしいソングライティングに、深みのある歌声、そして宇宙的な感覚が広がる最高の曲アレンジ。PDのJonathan Radoとのパートナーシップも「音的にどんどん深く広がっていっているな」と感じる傑作だと思います。他にもインディ系の女性アーティストは今年もいい作品が今年いーっぱい出ているのですが、なかでも突出していい出来で圧巻!「他の人は選べないな」と感じます。ラナ様やThe Killersといった私が好きなアーティストとの共演もあり、もともと好感だった彼女ですが、「今後は彼女自身も一層見逃せない存在だ」と感じさせられる作品でした。そして目の保養度もハンパありません!美しい!!
Noah Cyrus 「The Hardest Part」
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彼女はあのマイリー・サイラスの妹。というと「え?」と感じる人も多いかもしれません。が、姉妹でも音楽性はちょっと違って、今や80s感あふれるロッククイーンのマイリーの様ではなく、ノアはアメリカーナやフォークを基調としたダークなカントリー路線の才能をこのアルバムで発揮しています。これが本当に素晴らしいアルバムなんですよ!もとはお父さんがカントリーシンガーなので直系なんですけど、まず曲の良さが抜群で彼女の歌も聴きごたえがあり、アレンジもこのジャンル内でも洗練されています。本来のカントリーシンガーの作品と並べてもインディ感やポップとの融合感も無理がなくて、才能を感じます。もっと万人ウケを狙う事もできたかもですが、一度とことんやりたいように作ってみたかったんじゃないかと。私はそれは大正解だったと思います。ケイシー・マスグレイヴス大好きな私の新たなカントリー系お気に入り女子が見つかって「超いいじゃーん!」となりました(笑)。こちら今後も推していきたい1枚です!
The Lounge Society 「Tired of Liberty」
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続いてはUKのインディーロックバンド、The Lounge Societyのデビューアルバム。この下半期だけでなく上半期を含めて、ハマったアルバムの中で自分的に一番意外でした!というのもこのアルバム、PDがDan Carey。Fontaines DC、black midi、Squidなどを手掛け、自身がレーベル「Speedy Wunderground」を主宰という活躍ぶりですけど、私はDan Careyモノのイマイチ良さが分かってなくて、今年大人気だったWet Legですら全然ついていけなかったんです。そんな私がついに捕まってしまいました(笑)!曲のアレンジのエッジさと、ボーカルの「ん?これは、、、下手?」と思わせられながらとっても癖になる感じに、いつの間にか聴いちゃう感じの中毒性にやられてしまいました。加えて本人達がまだわっけーしかわいいし。年が明けたら新人バンド特集しようと思うんですけど、もちろん彼らも加えようと思っています!
RM 「indigo」
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「BTS」と言えば、日本でももうお茶の間ではおなじみくらいの存在。そんなkpopのスーパーグループのリーダーであるRMのソロアルバム。もともとラップスキルの高さや、自身で曲を書く力があることや、今までリリースしてきたソロ作も聴いてみて、BTSとはまた違う方向性の趣味の良さは感じてたのですが、このアルバムはそれをさらに前面に出し、かつ海外アーティストとのビヨンド感はもはや当たり前、そこに自国のアーティストや長年一緒にやってきた制作陣と作り上げた曲達でK-popだけではない韓国音楽シーンのベースや今を感じさせる素晴らしいアルバムだと感じました。
個人的には昨今人気のアジア系なインディ系アーティストのみならず、世界的なアーティスト達と並べて聴いても、ユニークな存在だなと思いました。これを聴いた後「BTSがなぜここまで音楽的に良いのか、彼の存在あってこその部分がやっぱり大きいな」と改めて感じさせるアルバム。このベストを出すギリッギリでレビューをアップできたので、良かったらぜひ読んでみてください♪
First Aid Kit 「Palomino」
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First Aid Kitはスウェーデン出身の姉妹フォークデュオ。私はあんまりよく知らなかったんですけど、デビューが2010年なのでキャリア長いんですね!以前フジロックにも出演したことがあるそうです。そんな彼女たちが今年リリースしたリリースしたアルバムをたまたまYouTube MUSICのオススメにのって聴いてみたら、凄く自分好みで良くてビックリしました!まず二人の歌が好き!好き系なんです!スウェーデン出身だし女性二人ボーカルなので何となくABBAっぽい感じもある歌い方で、カントリーやフォークらしい力強さとどこかまっすぐな感じのする丁寧な歌。そしてアルバムの曲の感じもフォークな中にもポップさというか明るさがあって、歌声にぴったりの清々しさ。なんか温かくて元気になれるような感じのアルバムでした!彼女達がハリー・スタイルズの「as it was」をカバーしている動画があって、ますます好きになったのでぜひこちらも聴いてみてください。素敵なカバーですよ♪
Willow 「Copingmechanism」
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ラスト1枚はもう二人のアルバムと迷いました。「bad habit」が大ヒットしたsteve lacyのこれまたいいアルバム、そしてつい先日に待望の素晴らしすぎる!!傑作アルバムをリリースしたSZA。
けど、やっぱり私の2022年での視点で選んだのはwillow!私はこのアルバムを聴くたびに「なんか未来を感じるな」という気持ちになって。travis baker印が強かった前作の方が好きな人も多いかもですが、私は断然今作を推したいです!まずPDを変え、Chris Greattiが担当に。YUNGBLUDと曲作っている人なんですけど、これがめっちゃ良かったと思います!ロックの曲の幅が凄く広がって、以前よりエンタメ感がアップし、よりダークで深みもましたと思います。Chris Greattiは今後も注目したいロック系PDとして今作で急浮上です!
willowちゃんは父が起こしたアカデミー賞のビンタ事件にも全く振り回される事なく(笑)、しっかりと我が道を爆速で駆け抜けてて、どんどんロッカーとして成長しててしかも賢そう。音楽的にもロック的成長を感じるので、今後ますます同世代のロックファンをつけていくと思うし、今年頑張っていた客演でも時には主役から耳を奪うような成長を見せて(聴かせて?)います。ブラックロック系ではyeves tumorとの共演もこのアルバムで果たしたし、次は今年「romantic homicide」でブレイクしたdv4dなんかも良いのでは?いろいろネクストを考えるのが楽しい存在として、下半期のベストに選びたいと思います♪
というわけで、2022年の下半期ベストアルバムでした。
来年もどんなアルバムに出会えるのか、本当に楽しみです!!