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エーミールだった僕。
こないだ51歳になった。つまり半世紀以上。
昭和、平成、令和を生きるオジサンの昔話。
40年くらい前、僕が子どもの頃、
少しだけ、イジメっぽいことをされていた時期があった。
ま、僕が空想がちで、
空気を読まない皮肉な発言ばかりする子どもだったから、
今思えばしょうがない。
ちなみに一時期は、
ドロンパとかエーミールと呼ばれてたと言えば、
どんな子どもだったのか、わかる人にはわかるかな。
※ドロンパ
藤子不二雄の名作まんがのキャラ。
アメリカ帰りのおばけ。
※エーミール
ヘルマン・ヘッセ『少年の日の思い出』。
学校の教科書で出てきた。
https://studysapuri.jp/course/junior/parents/kyoiku/article-67.html
今でもそうなんだけど、あれって、
自分に自信が持てないから、物事から距離を置こうとして、
皮肉を言うという、「弱い自分」を守る防御行動なんだよね。
たんなる嫌な奴で、ヤマアラシの憂鬱にしかなってないんだけど。
ただ、
同級生にはもっと強いイジメを受けている子もいた。
休みのたびにトイレに連れていかれ、
格闘技の練習台にされ、サンドバックになり、
寝るふりをしても、叩いて起こされ、
こっぴどく揶揄われ、また格闘技の練習台にされ。
朝から晩まで心休まる暇もなく。
はたから見ていても悲惨で、空気は悪く、
あの立場にだけは、なりたくなかった。
ましてや弱い自分が彼を助けるなんて、
想像もできないし、実際助けなかった。
つづく、かな?