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#159

物語をかくとき、
頭の中では必ず音楽と映像がセットになっている。
私はその質感を追うように、言葉を連ねています。


5、6年前に「she†」という短編を書いた。
一行目は確か、
〝これは彼女と、彼女と彼のうた〟

他人の痛みを代償のように背負ってしまったあの時、
心が血を流しているのが分かった。

鋭い言葉で切り裂いてしまえたら少しは楽になっていたかもしれない。
でもそれは全然美しくなかった。
壊れていても、自分の醜さはどうやら忘れられない。

昇華するために、「she†」をかいた。
醜くて 血にまみれた視点を変えて、
美しい世界を書くために。なによりも、自分の為に。


憎んでしまいそうなくらい傷つけあった相手に花束を贈ることなんてできないけど、
言葉でならそれができる気がした。

綺麗事や美化した言葉ではなくって、
痛みの先で繋がった場所から溢れてくるその言葉で。


「she†」を書いた時、
言葉よりも映像が強く浮かんだ。
絵がはっきり見えていて、その中でなら全てを許せるような気持ちにもなった。

今もよくあるけど、こういう時さらっと絵が描けたらよりアウトプットできるのに本当に残念。


最近私は映像を作る勉強と、絵を描く勉強をした方が早いんじゃないか?と感じる事がよくある。
感覚的に見えているものを捉えた方が、
より理想に近くアウトプット出来るんじゃないかなって。

それに関しては無知なので、基礎を勉強しつつ
その道の方の力を借りてやってみたいなと思っています。
元々書くことをやっていきたいと自覚する前は
音楽しかやっていなかったし
音楽と、言葉と映像で、
いつか短編映画を作るのが小さな夢でもあります。


実現したいな。
今の自分ならできる気がする。


ここ数日、noハン会の流れでたくさんの文芸部員さんの言葉や思想に触れて感化されました。

正直にいうと大所帯はかなり苦手だし、
仲のいい空気に入っていくのが不得意なので
自分にはあまり合わないのかなぁと感じたりもしたのですが。

文芸部の神谷さんがおっしゃっていたみたいに、
作家は孤独であるから作家になれるのであって。
感化されようと、
最後は一人で筆をとるわけだから
そう考えると少し気楽になったというか。

逆にいい刺激をもらえているのかもしれないなって
思えました。

作品でなら交流できるような気がする。
だから尚更、自分の創作に向き合っていきたいと感じています。

本当に文芸部で本を出してみたいですね。

いい文章が書けるように感度を上げていかなくちゃな。


***

あなたの今日はどんな日でしたか?

また、あした。

#25時ごろ待ちあわせ #日記 #note文芸部 #書くこと
#映像 #絵 #映画

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