音楽から読み解く世界情勢 [2022.07.22] - 音楽世界の未来予知
極力休むことのないように毎週末、私は世界の音楽の新譜チェックを継続しています(して来ました)‥。
ですがここ数か月間の傾向として世界中の多くの音楽に覇気が感じられず、尚且つ工夫もなく未来も希望もない音楽が乱立しているように見えます。
音楽がこれ程までにストレスに感じるのは、2011年の夏以来かもしれません。
過去に何度か私は、物書きで言うところの「断筆」のような時間を経験しています。色々な外圧に疲労し、何かと向き合うことに強いストレスを感じてならない時、私はそれまでの自分自身と距離を置く‥ そんな時間を持つようにしています。
まさにこの数か月間もそれにとても近い時間を過ごしており、世界の闇と私自身を取り巻く霊的環境の圧と闇と、まさに今日は音楽世界の闇を感じながらこの数時間を過ごしていました。
全ての現象の中に私は、因果応報の光と闇を見ています。特に実母逝去後の私の身にそれは大きく反映し、自身が光であることの意味と自分の周辺がそれとは逆に闇一色に包まれていることの理由について考察し続けています。
57年間にも渡り私をがんじがらめにし続けて来た外圧と闇が少しずつ晴れて来た今、私は元々持っているであろう対人関係のパワーを取り戻しつつあります。
なので私が行く先々では人々が集い、談笑し、その連鎖で周囲がパ~っと明るく光に包まれて行きます。今は亡き芸能界の大先輩であるJ氏の御霊が時々現れ、私にはそもそもその力があるのだからこれからはそのパワーを余すところなく使い切ると良い‥ と仰って下さいました。
勿論彼の言う通り、もう一度私はそれまで外圧によって遮断されていた対人関係の才能をあらためて見直し、今度こそはその能力を自分自身と音楽世界の為にしっかりと使い込んでみようかと思っています。
なのに。。
ここ数ヶ月間の世界の新譜数千曲を聴いていると、そこには闇と悲観と絶望しか見えて来ません。多くのミュージシャン等が先々の希望を失い、クリエイトすることに対し消極的です。
これはあくまで私の音楽世界に於ける未来予知ですが、ここから4~5年の間に音楽世界は大きく様変わりするでしょう。
今は瞬時的に回顧主義的な音楽が流行の先端を行っているように見えますが、それも長くは続きません。多くの音楽が卓上で制作(作曲)されていることの悪影響もあるのでしょうか‥、殆どの音楽が一斉に焼却されて行き、最終的に残るのは強く細く尾の長い普遍的な旋律を持つ音楽に集約されて行くのではないでしょうか。
それまで大衆の中で「名曲」とされていた音楽も殆ど姿を消して、芸術性や個性よりも普遍的なパワーを持つ旋律だけが地上の精霊たちに受け入れられ、草木と風に乗って上空を渡って行くことになるでしょう。
これまでの(特に商業音楽に見られる)ように、営業する人達の手によって作為的に広められた音楽の多くは無価値であり、その時々の聴衆がこの世を去れば音楽も同時に世を去る宿命にあります。
マイケル・ジャクソンも武満徹も細野晴臣もB.B.キング等も、彼等のファン達がこの世を去れば同時に音楽もそこで存在の役目を終えて、一斉に消えて無くなって行きます。
ブルースもカントリーもR&Bやテクノポップ、そして中東の商業音楽もポスト・エレクトリック等も、数十年後には地上の泡と消えて行きます。
意外に「詠み人知らず」の生命力の強い音楽が人々の意識に深く居残ることとなり、それ以上に自然神の口と感覚とテレパシーを伝ってこの世界に長く留まることになりそうです。
今の世は「英語」が世界共通言語になっており、英語に優れたヴォーカル曲が長年音楽世界の頂点に立ち続けて来ましたが、それも数年以内に終わりを迎えることになるでしょう。
ある理由により多くの人類の命が絶たれ、それと同時に人類は少しだけ人生の速度を緩めることに意義を見い出すようになります。
同時に英語やフランス語或いは中国語のような速度の速い言語よりも、例えば日本語のようなスローテンポの言語が見直され、ある時気が付いたら日本語が世界共通言語の一つとしてクローズアップされる世界が到来する可能性が、極めて濃くなって来たように感じます。
思えば(特にサブスクリプションが日本国内に定着してから‥)毎週聴き続けて来たサブスクリプションを介した世界の音楽、それにともない作成し続けて来たサブスクリプション上の多くのプレイリストの作成を、そろそろ卒業しようと思っています。
その心境に至るには色々な理由があります。
特に日本の人達は日々継続しているものに対し、段々と感覚や欲求が薄くなって行く傾向があります。最初はありがたみを感じていても、その対象が来週も再来週も同じようにそこに在り続けると思った途端に、それに対する興味を失うようです。
出来る限り私も良質な音楽の紹介、評論に今後も力を注いで行きたいと思ってはいますが、苦痛を押して毎週毎に劣化して行く世界の音楽を聴き続けることもなかなか容易ではありません。
何より私は専門家等が互いに繋がりを持つコミュニティーを作りたいと願っていましたが、それには各専門家達には圧倒的に利他的な精神が欠けていることも分かって来ました。
多くの音楽の専門家達が自己実現を望んでおり、それ以上の領域に足を踏み入れることが出来ない以上、私の思う「世界の音のコミュニティー」の結成はとても難しいでしょう。
出来れば近い志を持つ人達が、私の扉をあらためて叩いて下さることが理想ですので、一旦私は自分自身の辛辣なスタンスに戻ってさらに厳しい音楽評論に磨きをかけた方が良さそうです。
暫く新規のプレイリストの作成を休止し、良曲(或いは問題作)が見つかった時だけそれについて深堀りし、音楽評論記事を書いて行くことに致します。
何卒私の心中をお察し頂ければ、幸いです。
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