貧困による戦争
地域格差、所得格差、情報格差、
あらゆる格差が社会に貧困をもたらす。
格差があることを知らない、格差があることに気づかない、格差があっても見て見ぬふりをする。
そういった社会が、人が、貧困を生む。
経済的貧困、精神的貧困、肉体的貧困。
貧困は人を狂わせる。
歴史的にみて、戦争は、
貧困から抜け出すための手段に他ならない。
政治的目的を果たす、国益を最大化するための
立派な一戦略である。
そして、国益最大化、政治的目的の背景には必ず、
貧困が影を落とす。
戦争の背景には必ず、貧困が隠れてこちらを覗いている。
この貧困に目を正しく向けない限り、人と人との争いが断たれることはない。
いま、戦争反対をうたう人は、
何を考え何を伝えたいのかは知らないが、
本当に戦争を手段として選択させたくないと望むのであれば、
あらゆる側面から情報を収集し、このあらゆる格差、貧困を直視する必要がある。
直視し、自らを諫め、行いを是正し、社会の一部分としての役割を改めて自認することで、はじめて、戦争反対の主張は筋が通る。
自分は遠いところから、声だけ上げて何が変わるのか、
多少の募金で何が変わるのか。
本当に世界を変える気があるのか?
本当に望んでいるのか?
本気なら本気でやろう。
声にするのも恥ずかしい。
戦略には、戦略で打ち勝つのがセオリーだ。
あなたはこの状況を打開する戦略をもっているのか?