#265 日暮里・舎人ライナーの開通
昨夜は関東地方で大きな地震が。
足立区で震度5強、ということは隣接している荒川区でも同じくらいの大きさだったのでしょうか。
「お、揺れがきた」と感じた瞬間に、比較的大きな揺れが次いできました。
久々の地震と緊急地震速報の音にびっくり。
何回聞いても慣れないですねあの音は。
マジで心臓が「きゅっ」てなる・・・。
ニュースをつけると日暮里舎人ライナーが地震の影響で脱輪してしまい、復旧には数日かかるとのこと。
舎人ライナーって、乗り換え駅がない駅が多いので、ここが止まると、帰宅時大変なんですよね・・・。
乗り換えができるのは、日暮里、西日暮里、熊野前のみ。
地図で見るとこんな感じ。
日暮里から足立区の北側へと線路が伸びています。
日暮里舎人ライナーの歴史
日暮里舎人ライナーは尾久橋通りの真上を走っている路線です。
また、現在の日暮里・舎人ライナーとほぼ同じ区間で都営バスの里48系統が運行されています。
このバスは、最寄りの東武伊勢崎線・大師線や京浜東北線、東京メトロ南北線など既存鉄道の最寄り駅から離れている足立・荒川区の尾久橋通り沿線の住民をJR線駅へ直結する通勤・通学の足として活躍しています。
しかし、足立トラックターミナル(1977年開設)や北足立市場(1979年開設)、足立流通センターなどの開設に伴い、バスのみならず、輸送を担うトラックなどにより尾久橋通りは大型車の通行量が増加し、慢性的な交通渋滞が発生してバスの定時運行が困難な状況がしばしば発生していました。
そのため、定時運行・大量輸送が行える何らかの鉄道輸送が望まれていたことが開通の始まりでした。
軌道事業特許は1995年、工事施行認可は1997年と大幅に遅れ、一方で事業主体の決定や荒川区側の用地買収に時間がかかり、開業は当初計画されていた1999年度から2002年度、さらに2008年3月30日と、2度にわたって延期されています。
日暮里舎人ライナーはモノレール?
東京には羽田空港に行く際に利用する東京モノレール、多摩モノレールがあります。
この2つは路線名に「モノレール」という名前がついているのでモノレールなのですが、では舎人ライナーは?
これは「新交通システム」というジャンルになります。
簡単に説明をあげると、モノレールは車掌さんがいて、新交通システムには車掌さんがいません。
完全自動か、そうじゃないかで考えられます。
また、新交通システムは舎人ライナーの他、お台場に行く際に使用する「ゆりかもめ」もこれにあたります。
バスと電車のいい所どりをしたのが新交通システムやモノレール。
一刻も早く、日暮里舎人ライナーの復旧を願います。