#103 ポジティブ人間の作り方
「『幸福になりたい』っていう言葉を使っているうちはいつまでも幸福じゃないんじゃないかと。でも≪至福≫は至っているわけで、今ある状態で自分は十分に幸せだと思えていることが至福ということですね。」
by 桜井和寿
2004年4月7日に発売されたMr.Childrenのシフクノオトというアルバムが発売された時の桜井さんの言葉です。
ちなみにこのアルバムのジャケットは、現在六本木で展示会を開催中の佐藤可士和さんのデザイン。みんな一回は見たことあるあのデザインたちを手掛けた人です。
「あなたは今、幸せですか?」と聞かれたら Yes or No どちらでしょうか?
別に変な意味の質問じゃないですよ?笑
ぼくは間髪入れずにYesと答えます。
幸福のものさし
ところで「幸せ」と「幸福」の違いってなんでしょう?
ぼくの考えでは、主観で見るか、客観で見るかの違いかなあと。
例えば、「アイツ、カレー食ってる時、ほんと幸せそうだよなあ」という会話があったとします。
「アイツ、カレー食ってる時、ほんと幸福そうだよなあ」とは言わないですよね。
つまり、「幸」という部分を客観的に見たものが幸せ、主観で見るのが幸福。
※会話の中で出てくる「私は幸せです」の幸せは幸福を言い換えたものと考えています。
ちなみに幸福の定義なんてありません。よく、幸せを人と比べるな、みたいな話あるじゃないですか。
あれって、幸福のものさしが人それぞれだからなんですよ。
Aさんはココイチのカレーを食べている時が幸福だと感じる。
Bさんは1皿10,000円するカレーを食べている時が幸福だと感じる。
自分が幸福だと思えているなら、それでいいじゃないですか。だから人と比べるものではないんだよと思っています。
幸福を求めることは終わりなき旅
冒頭の桜井さんの言葉。
『幸福になりたい』っていう言葉を使っているうちはいつまでも幸福じゃないんじゃないかと。でも≪至福≫は至っているわけで、今ある状態で自分は十分に幸せだと思えていることが至福ということですね。
幸福が満たされていないから、常に幸福を追い求めてしまう。きっとこの人は誰かの幸福がまぶしく見えて、自分もああなりたいと羨望をしてしまう、つまり自分で幸福のハードルを上げすぎて自分を苦しめることになるかもしれない。至福とは既に至っているということ、自分を受け入れてそれを幸福と思えるならそれが幸福だということ。
深っ。。。。。。
ちなみになんで僕がさっきの質問に間髪いれずにYesと答えられるかというと、ちゃんと仕事ができて、ちゃんと生活ができているからですね。
世界にはそうじゃない人がたくさんいて、教育もままならない国もあるなかで、仕事を与えられ、資本を与えられ、生活を作れることは幸せだと感じているからです。
幸福を求めなくとも、今の自分で十分幸せだと感じれています。だからポジティブなのかもしれませんね。
ちょっと柄にもないこと書きましたが、本日4月7日はシフクノオトのBirthdayということで、こんなテーマでお送りしました。