#206 緊急事態宣言とCPA
弊社のサービスはインターネットで集客をしています。
顧客獲得単価(CPA)という指標があり、例えば10万円の広告費をかけて10件の登録があった場合には1万円の費用で1件を獲得できたことになります。
このCPAは低ければ低い方がいいんです。
10万円かけて10万件の登録があったとしたら1件獲得するのに1円しかかかってないからです。
弊社のサービスにおいて、このCPAがひとつの基準指標となっており、広告戦略を組み立てています。
その中で頭を悩ませているのが、緊急事態宣言の発令です。
弊社のサービスは家を売りたい人が集まるサービスです。
緊急事態宣言が発令されると、CPAが上昇してしまうんです。
わかりやすくいうと、緊急事態宣言発令前のCPAが1万円だとすると、発令後のCPAは5万円、みたいな。
不動産の売却はいったんステイするという風潮
各方面のデータによると、コロナ禍においても不動産の取引は活発にされています。つまり、買主は不動産を探しているし、不動産の売主は、市場に出せばちゃんと売れているということ。
昨年の緊急事態宣言発令後の不動産取引はがくっと落ちましたが、その後は活発に売買がされているデータが出ています。
しかし、これはコロナ禍全体の話であって、緊急事態宣言は別物であるというのが仮説です。
緊急事態宣言がもたらす売主への心理的影響は「今は売り時じゃないからちょっとやめておこうか」というネガティブ要素です。
しかし、「なぜやめておこうと思ったのですか?」と聞いても、おそらくですが、根拠はないんです。
なんとなくです。
なんとなく。
データでは「買主もいて、不動産も高く売れて、まさに売り時である。」ということが示されているにも関わらず、それを上回るものが心理的に働いていると見込んでいます。
「緊急事態宣言が出ているから、なんとなくやめておいた方がいい気がする」
「なんとなく、今は売り時じゃなさそう」
「なんとなくだけど、売れなさそう」
そのデータを売主の目に届けられていないことと、このようなメッセージが売主に届けられていないことが大きな要因です。
じゃあどうやって届けるの?
もしこのnoteを見ていただけた方がいたら、「今は不動産は売り時なんだよ、なぜなら、コロナ禍でも高く売れるかららしいんだよ」なんて世間話みたいに話してみてください。
なんで高く売れるのか、詳細は下記のnoteに書いてますので、お時間あればぜひのぞいてみてください。
世間やニュースに惑わされないで、本質的な情報をもっと届けていきたい。