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#308 結婚式で金婚式
家族である猫や犬を亡くすことで、心にぽっかり穴があいてしまった。
そんな人たちに寄り添いたいという活動について。
針金で骨格を作り、その上にフェルト生地をかぶせた”人形”に、心が救われる人もいます。
うちの話ですが、約4年前に、ある日弟が買ってきたコザクラインコが亡くなりました。
朝起きると、母と弟はケージの前で号泣をしていました。
約1週間後にお葬式。
火葬により残った遺骨を、お寺に納骨。
「だからペットを飼うのは嫌なのよ・・・」という母の言葉が忘れられません。
家には祖母の遺影の横に、「ヒメコ」の写真が飾られています。
心にあいた穴を埋めるのには時間がかかりますが、痛みや苦しさを和らげるものが母にとっては写真だったのかもしれません。
記事のように、それが"人形"である人もいます。
技術も使い方によっては、人の心に寄り添える能力になり得ることを改めて思えた記事でした。
特殊メーク
技術の使い方に付随して、こんな話も思い出しました。
何年か前に見たテレビ番組で、「自分たちの50年後」を見たいという企画がありました。
50年後、つまり金婚式です。
30歳で結婚すれば、それは80歳の時のこと。
老いていくお互いの姿を見て、これから起こる未来予想図を目の前に、それでも心から愛し合えるか。
特殊メークひとつで、人の心を動かせる技術にもなることを、眠れなかった夜中のテレビで目の当たりにしました。
全ての技術がポジティブに使われてほしい。