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#178 あんまり教えてくれない不動産買取で損をしない話4

損をしない方法を勝手に書いているシリーズです。

買取編は4つ目になります。



仲介で売れなかったため、仲介会社から買取会社を紹介された

「家の売却をしようと思い、仲介会社と媒介契約を締結して販売活動をしていました。でも、売り出してから3ヵ月、6ヵ月と買い手が現れることがありませんでした。
そこで仲介会社から受けた提案は、買取というものでした。仲介で売却をするよりも少し値段が下がってしまいましたが、仲介会社の担当者もよくしてくれましたし、値段が下がってしまうのもしょうがないと思い買取会社と売買契約をしました。
しかし、買取会社と直接売買契約をする場合には仲介手数料がかからないことを後で知ってしまったことにより、仲介会社に支払った仲介手数料は本当は払わずに済んだ可能性はあったのではと思うと、損をしてしまったのではと思っています。」


買取会社と直接売買契約をする際には仲介会社が入らないため、仲介手数料がかかりません。

仲介会社がいるか、いないかというところがポイントです。

今回のケースは、仲介会社と媒介契約を結び、その後仲介会社が連れてきた買取会社と売買契約を締結したという事例です。

仲介会社が連れてきた買取会社と売買契約を締結する際には、仲介会社が存在するので仲介手数料が発生します。

しかし、ご自身で買取会社にお声がけをして買取会社と直接売買契約をする場合には、仲介会社が存在しないため仲介手数料が発生しません。


補足:媒介契約の種類は3種類あり、その中で「専属専任媒介契約」という種類の媒介を締結している場合にはご自身で買取会社にお声がけすることはできません。
これは、仲介会社が連れてきた買主としか売買契約をすることができませんよ、というルールの媒介契約になっているためです。

つまり、専属専任媒介契約ではない媒介契約であれば、ご自身でお声がけした買取会社と直接売買契約をすることが可能です。

まとめると、これは極論になりますが、仲介手数料を払って契約をすることで手元に残るお金が少なくなるのと、仲介手数料が無いため手元に残るお金が多くなるのとでは、どちらの方がいいですか?という質問になります。

多くの方は後者の方がいいと答えるでしょう。

しかし、実際この事例の場面に遭遇をすると前者を選んでしまうケースが圧倒的に多いです。

損をしない方法を選びたいのであれば、まずは一呼吸をして情報を仕入れてみるのもいいでしょう。

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