【基本の徹底】困ったときは基本に立ち返ることが大切です!

こんにちは。Dice Trainingです。
岩手県でトレーニング指導を
生業にしています。
アメリカ留学中にNSCA CSCSを取得。
留学中のインターンシップも含めると、
トレーニング指導に携わって
20年以上になります。

・健康になりたい
・自分のスタイルを良くしたい
・痩せたい

いろんな理由で、
多くの人が運動に取り組んでいます。
(それでも、日本のフィットネス参加率は低いんですが。。。)

でも、
「結局、基本が大切ですよ。」
というのが今日のお話です。


流行りのものの方がインパクトはある

先日、ある自治体のスポーツ協会の方と
打ち合わせをしました。
スポーツ・フィットネス啓蒙活動の一環として、
セミナー開催を企画しているとのこと。
実施する上での、テーマ選定や、
講師候補の相談をさせてもらいました。

スポーツ協会主催になるので、
より公共性が高くなります。
そこまで収益等は気にしません。
(もちろん、年間予算はありますが。。。)
目的は、スポーツ・フィットネスの振興。
だからこそ、集客はしっかりしたい。
というのが担当者のお気持ち。

となると、
何をテーマにするのか?
というところで、
いつも頭を悩ませます。

一般の人にとっては、
パッと見の派手さというか、
インパクトが欠けてしまうと、
「興味を引く」
という点は弱いのかなと。。。

なので、ちょっとキャッチーな
「流行っているもの」
がセミナーテーマになるケースもあります。。。

フィットネスの間口を広げるという点では、
「やってみたいな」
と思わせるのはとてもいいこと。
でも、それが一過性のものだと。。。
”継続”するという点が達成できなくなります。。。

何事も基本の徹底が大切です。

一方で、運動指導をする側としては、
「原理原則に従って、基本を徹底する。
 そして、それを継続していく。」
というのが王道。

今まで、いろんなセミナーに参加しました。
いろんなコンセプトや、
いろんなアプローチを目にしましたが、
どの講師の方も、根本にあるのは、
「科学的根拠に基づいた基本の徹底と、その継続」
に帰結する印象です。

間違いはない事実です。
僕個人としても、
基本の徹底に尽きる!
と思っています。

でも、一般の方にとっては、
ちょっと地味に映るというか、
とっつきにくく感じるというか。
初動のきっかけとしては
弱いのかなとも思います。

でも、アスリートの人も、
基本練習をおろそかにする人はいないし、
スタイル維持している一般の人も、
正しい生活習慣を崩している人はいないです。

流行りや見栄えに惑わされないように。。。

トッププロの一風変わった練習方法や、
ダイエットで結果を出した人の、
目新しいダイエット方法の方が、
人々の耳目を集めます。
なので、メディアはこぞって扱うし、
インプレッションを稼ぎたい人も、
積極的に情報発信します。

やはり、インパクトはありますよね。。。
実際、”その道”で”結果を出している人”たちが
行なっていることだし。

でも、それがドンピシャで
一般の人に効果があるのかはクエスチョン。
プロ選手がやっていることを、
そのまま小学生にやらせますか?
生活環境が全く違うのに、
インフルエンサーが
行なっているダイエット方法を
全く同じように行えますか?

前提条件や原理原則を無視して、
他者のまねや流行り物の
トレーニングなどを行なっても、
思うような効果が出なかったり、
場合によっては逆効果になるケースも
あると思っています。

流行り物は参考程度に。利用するかどうかは目的とレベルが合致するかどうか。

僕自身、プロが行なっているトレーニング方法や、
流行りのダイエット方法を参考にするケースもあります。
取り入れる場合の条件としては、
「僕のクライアントの目的に合致する場合」
「科学的根拠を示していて納得できるもの」
「参考事例とクライアントが近しい状況にある」
時だけです。

指導する内容のバリエーションが増えるので、
”継続するためのスパイス”
みたいな感じで作用してくれます。

ユース世代(高校生年代)であれば、
2次成長も終わっているので、
よりトップに近いこと行なっても、
そこまで問題はないと考えます。
なので、プロチームのトレーニングなどを
参考にすることは多いです。
強度だけを調整すればいいと思っているので。
(あと、「プロもやってる」と話すと
 ちょっとテンションが上がるので)

一般の人のトレーニング指導の場合は、
エクササイズはその人の体力レベル次第。
それよりも、生活習慣の改善を優先します。
フィットネス系のインフルエンサーの人たちは、
正直、それが仕事みたいなものなので、
フィットネスが生活の中心にあります。
そりゃ、スケジュールを組みやすいし、
管理もしやすいですよね。

一般の人は、何か別のお仕事などをされて、
その上で、自身の生活リズムをコントロールし、
フィットネスに参加している。
これができている人が、
「健康でスタイルを維持さている」
ケースが多いと思います。
なので、その人の現状を踏まえ、
現実的なアドバイスをすることを心がけてます。
できないこと、継続しないことを指導しても
意味がないと思っているので。

逆にいうと、指導内容は、
インパクトは少なく、
”当たり前”のことが多いと思います。
また、”短期間での劇的な変化”というのも、
起こりにくいかもしれません。。。
でも、一過性で終わって、
結局、リバウンドするのと、
この後の人生、ずっと体型を
かっこよく維持するのと、
どちらを取るのかと考えて欲しいなと。

まとめ

何事も基本が大切。
誰もがわかっているけど、
徹底できていない
継続できていない
というのが実情ではないでしょうか。

運動を始めるとっかかりとして、
とりあえず、流行りのトレーニングでも、
体を動かしてみる。
0→1としてはいいですよね。

そこから先は地道な継続が必要。
先行研究で、科学的根拠があること。
つまりは原理原則に沿ったことを
実施していくことが大切になります。

ある意味、地味です。。。
でも、体を変えていくとなると、
基本の徹底が大事です。

この作業が大変。
まずは自分のレベルの確認、
生活習慣など状況の確認、
そして、自分に合っていることを続ける。
途中離脱が一番、残念です。

取り組むことは、
先行研究の結果や、
大規模調査の統計データなんかを
参考にするといいです。
今は、いろんなところから
情報収集できますからね。
(正しい情報発信をしている人も
多くいると思います。)

わからなければ、
プロの力を借りるのもあり。
パーソナルトレーニングを体験はいいと思います。
正しい情報を教えてくれるはず。
(たまに怪しいひともいますけどね。。。)

あとは、ストレスが少なく、
楽しいなと思えるものから
取り組んでいきましょう。
その方が続きますよね。

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DICE Training
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