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【レッドブル400】無事、完走。辛かった。。。でも、楽しかった♫

こんにちは。Dice Trainingです。
岩手県でトレーニング指導を生業にしています。
アメリカ留学中にNSCA CSCSを取得。
留学中のインターンシップも含めると、
トレーニング指導に携わって20年以上になります。

今回は、初めて参加した
「レッドブル400」のお話です。
このイベントに興味がある方は、
是非、読んで下さい
参考になれば幸いです

改めてレッドブル400とは。

大倉山ジャンプ競技場を舞台に、
最大斜度37°の登り坂を、
400m、駆け上がるイベントです!
(詳細は上記の公式ページにてご確認ください。)
今年が第7回目。
年々、参加者は増えているらしく、
今年は総勢で1,600人を超える
参加者だったそうです。

男子の部:予選12レース
女子の部:予選2レース
(※予選レースは基本、世代別)
リレーの部:カテゴリー別で計6レース
女子の部:決勝
男子の部:決勝
(決勝は各レースの1位と
 タイム上位者の計30名
 基本、世代が若い大きい番号の
 ゼッケンの人が多くなります。。。)

9時〜16時まで。
文字通り、丸一日のイベントです。

なかなか移動が大変で。。。

9時から第1レース開始。
受付は7時半から。
僕は第4レースなので、
受付は7時45分〜
9時15分に集合。
そして、9時45分にスタートです!

ということで、岩手からの
当日移動は絶対無理。
前日から移動を開始。
今回は一人での参加だったので、
できる限り交通費を抑えて。。。

盛岡〜八戸:第3セクターの在来線
(いわて銀河鉄道〜青い森鉄道)
八戸〜苫小牧:フェリー(2等室)
苫小牧で宿泊
当日、苫小牧〜新札幌:JR在来線の始発
新札幌〜円山公園駅:地下鉄
円山公園駅〜大倉山:路線バス
と、長い経路で移動でした。

帰りは、翌日の仕事のことがあり、
なんとしても当日中に
盛岡まで戻りたかった。
ということで、新札幌まで
往路と同じルートで戻り、
そこからJR特急で新函館まで。
新函館〜盛岡:新幹線
で戻ってきました。
移動時間で3冊ほど読書ができたました。。。

地方から地方への移動は
やはり大変ですね。。。

実際に現地に行くとテンション上がりますね。

路線バスの最寄りバス停を降りて、
10分くらい歩くと、
大倉山ジャンプ競技場が見えてきました。

いや、テンションは上がりますね。
駐車場にはレッドブルの
サンプルカーが並んでお出迎え。

すぐに受付。
・レース中に着用するTシャツ。
・ゼッケン
・タイム測定用のチップ
を受け取ります。

Tシャツにゼッケンをつけ、
シューズにチップ装着です。

階段上がって、会場を見ると。。。

単純に
「あそこまで上がるのか。。。」
(助走路の上に小さく写っている建物です。)
と思ってしまう。
正直、結構遠くに見えますよね。。。
400m先なんですけどね。。。

400mはざっくりと、
・最初の100m
→ 着地斜面の一番下。
 ジャンパーが減速する部分なので、
 緩やかな傾斜がある。
 (走る場合は緩やかな下り坂)

・次の100m
→着地斜面の下半分くらい。
 K点あたりです。
 ここが一番斜度がきつい部分。
 最大斜度37°

・次の100m
→着地斜面の上半分
 着地斜面と助走路の間まで。
(写真で見える、途中のゲートあたりです。)

・最後の100m
→助走路の部分
正直、ここが一番しんどかった。。。

集合、そして、スタートゲートでウォームアップ

スタート30分前に集合。
前の組がスタートすると、
スタートゲートに誘導され、
最後の注意事項の説明と、
簡単なウォームアップ。
着地斜面の下の部分を試走。
人工芝の感じを確かめます。

第4レース出場者は60名。
世代的に40代後半。
ゼッケンは全員400番台です。
僕は446番。
番号の小さい順に、横4列に整列。
僕は最後列の一番端に。。。

ここまでのレースを見ていて、
最初から勢い良く飛び出す人はなく、
皆さん、抑え気味で出る印象。
早い人はペースを維持したまま、
一番上まで走り切る感じでした。
なので、スタート位置は、
あまり関係ないのかなと。

1分前のアナウンスが入り、
10前からカウントダウン。
そして、ホーンの音とともに、
スタートです。

いよいよ、スタート!

最初の100m

いざスタートすると、
やはり、みなさん抑え気味。
ペース配分を考えての
ことと思います。
ただ、
「ここであまりに抑えていると、
 タイムが遅くなりそう。。。。」
と考えて、自分の心地いいペースで
走ることにしました。
自然と集団の前の方に。
別にそんなスピードを
上げた感覚はなかったんですが。。。
おそらく、先頭から10番目くらいで、
着地斜面の急勾配に入ったと思います。

着地斜面の前半100m

着地斜面の急勾配、
ここから傾斜30°以上、
K点付近だと、37°の勾配です。

着地斜面全面には、
目の大きい、ちょっと太めの
ロープでできたネットが張ったありました。

オフシーズン(夏場)は
ずっとこの状況なのか?
それとも、レッドブル400の
ために張ったのか?
(斜面の保護、登りやすさのため?)

理由はわかりませんが、
このネットがあるので、
滑り落ちることはありません。

登り始めてしばらくは
前傾を保ち、下半身だけで登ってました。
しかし、自然と四つ這いの姿勢に。。。。
手をつかないと、登っていけないです。

ここで考えていたのは、
ペースをとにかく落とさないこと。
(というか、ペース上げるのは
 無理だったし。。。)

傾斜がキツイのと、
ネットのおかけで、
感覚的にはハシゴを
登ってる感じでした。

また、ネットの網目の間隔が、
僕のピッチとあっていて、
初挑戦ですが、自分としては、
「意外といいリズムで
 上がれているのでは?」
と思いながら登っていました。
実際、先頭から5番目くらいで
登っていたと思います。
(あと、まだ前半で体力的にも
 余裕があったからかな。。。) 

着地斜面の後半100m

前半は割といい感じでいましたが、
後半200mに入って、
徐々に臀筋周辺の疲れを感じはじめ。。。
心肺系はまだ大丈夫だったんですが、
下半身が重い重い。。。

徐々にペースダウン。
何人かにも抜かれていたと思います。

斜度的には、少し緩やかになるセクションですが、
それが逆にしんどかった。
手をついて登るか、それとも足だけでいくか。
逆に微妙な角度で、
足だけだとちょっと厳しいし、
手をついて四つ這いだと、
なんか体勢が微妙。。。

レース後半の疲れもあるし、
また、微妙な姿勢で
なんか余計疲れるし。。。

でも、立ち止まることはなく、
助走路の連結部分をよじ登ります。。。

最後の100m

助走路は、最初が緩やかで、
後半はなかなかの急勾配。
最大斜度は35°くらいらしいです。

斜面は全て板でカバーされた状態。
そこに等間隔で角材が打ち付けられてる。
といった感じの路面です。

「さあ、ラストスパート!!」
と思っていたんですが、
身体は一切、反応してくれない。。。
ここまでの疲労で、
臀筋群はパンパンで、
まず、動いてくれない。。。
悔しいけど、途中、2回くらい
動きが止まってしまいました。。。

ここも、着地斜面後半と同様、
なんとも微妙な傾斜角度。
立ち上がって登るにはちょっとしんどいし、
手をついて登るにも中途半端な姿勢に。
でも、僕は足が止まってきてたので、
手をついて登ってました。
中途半端な姿勢だから、
今度は腰も辛くなってきて。。。

また、等間隔に打ち付けてある角材。
この間隔が僕にとっては広くて、
ピッチと合わない。。。
もうちょっと狭いと、
ピッチとあって、
もう少し登りやすかったかなと。

ここまでくると、
意地というか気持ちというか。
ゴールは目前なので、
とにかく進むだけ。
スピード云々は何も考えていません。
(と言うか余裕もありません。。。)

ただ、周りの人も、
体力ゲージはかなり削られている。
助走路についてからは、
僕の周囲はもちろん、
全体を見ても順位の変動は、
ほぼ起こっていないようでした。

倒れこむようにゴール。。。

とにかく登ることだけ考えて、
フラフラになりながらゴール。
係の人に誘導されて、
ゴールエリア内にある
クッション材に横たわる。。。 

ただただ辛い。
息はもちろん上がっているし、
それよりもお尻が。。。。
400mの急勾配を上り続けるのと、
スクワットで高重量を上げるのとでは、
身体へのダメージがこんなに違うとは。。。

しばらく休ませてもらって、建物の奥へ。
意外と平気かもと思っていたら、
階段で軽くふらつきました(笑)
建物を出て、レッドブルをもらって
またちょっと休憩。

大倉山は展望台にもなっているので、
降りるのは徒歩、もしくはリフトに乗車できます。
何人かの人は、徒歩で下山。
さすがに無理。。。。
と思って、下りリフトの列に並ぶ。
札幌の街並みを見ながら、
ゆっくりリフトで降りました。
(画像があるといいんですが、
 走る時に何かを持つのが嫌いで。。。
 携帯とかカメラとか何ももたずに上がってます。。。)

結果は・・・

ということで、結果です。
タイム:6:42.35
予選順位:221位
という結果でした。
(リタイアした人以外で、
 700人弱くらいだったと思います。
 一応、上位30%くらいなのかな・・・?)

足切り(リタイア)基準の15分切り。
決勝進出最低基準タイムの10分切り。
最初に掲げていた目標はクリアです!

このあと、全レースが終わり、
決勝進出者のリストを見ると、
ほぼ全員が5分以内。
トップ通過の人は4分切りです。
(ちなみにこの人が決勝レースも勝ち、
 そのタイムは3:35.16)

決勝進出には自分のタイムを2分近く縮める。。。
優勝するには半分近くに縮める。。。
ちょっとイメージができないです。。。

MCの方のコメントだと、
決勝進出している人たちは、
・フルマラソンランナー
・トライアスリート
・クロスカントリーランナー
といった、持久系競技の上級者が多いようです。

やっぱり、勝ちに行くなら、
そっち系のトレーニングをしないとダメか。。。
と強く感じながら、
予選落ちしたので、
タイム測定用のチップを返却し、
記念メダルをもらいました。

参加して感じたこと

初挑戦のレッドブル400。
まず、単純に楽しかった。
ある意味、非日常。
スキージャンプ競技場の中なんで、
普段、入らないですからね。
また、傾斜30°以上の急勾配を
400m、一気に登るなんていうのも、
日常生活では、まずありえません。
そんな体験ができたのは面白かった。

また、こういう
”誰もが参加できるスポーツイベント”
が本当にいいなと。

・記録を目指すガチ勢
・体力自慢の活動的な人
はもちろんですが、
約半数は、”ノリ”で出てる人
=単純にイベントを楽しみに来ている人。
って感じでした。
(完全に僕の主観です。。。)
家族連れや友人グループっぽい人が多数だったし、
レースに出てる人たちの中にも、
”記録より記憶”みたいな雰囲気の人が多かった。

競技者レベルに関係なく、
こうやって楽しく参加できるイベントが、
岩手(近場)にもあるといいな。。。
とか思いながら。
(マラソン大会とかはありますけどね。
 ここまでスタイリッシュじゃないし、 
 大きなイベントって感じでもないので。。。)

予算や運営など、苦労は多々あると思いますが、
参加型のスーツイベントが増えると嬉しいな。。。
と強く思いました。

一方で不満点は。。。
・荷物の一時預かりがない。
これは事前に説明があったんですが、
まさか、レース中の一時預かりも
ないとは思ってませんでした。
(東京マラソンみたいに、
 なんかの袋に入れて、
 ゴールゾーンまで運ぶとかはなしです。)
なので、荷物は適当に放置。
(僕だけじゃなくて、
 一人で来てる人たちは
 みんな、そうしてました。)
盗難等は一切、ありませんでしたが、
ここはレース中だけでも改善して欲しいかな。。。
ウェイティングエリアに一瞬だけ置けるとか。。。

それ以外は、レッドブルが主催ということで、
DJブースがあったり、
スポンサーブースが並んでたり、
専門学校がブース出して、
ストレッチやキネシオテーピングや針をしてたり。
競技場下のスペースにキッチンカーが並んだり。
ほんと”イベント”って感じでよかったです。

来年も開催日時の状況んが揃ったら、
出てもいいかな。。。
でも、一人で来るのはちょっと。。。
できれば、一緒に走ってくれる人と。
この苦労を分かち合いたい。
または家族でイベントを楽しみたいかな。
(といっても、家族は来ないだろうけど。。。)

とにかく、いい経験をさせてもらいました。
マジできつかった。
でも、とても楽しかったです!



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