我が子の体力レベルを知る。令和3年度 岩手県体力・運動能力調査
こんにちは。Dice Trainingです。
岩手県でトレーニング指導を生業にしてます。
アメリカ留学中にNSCA CSCSを取得。
留学中のインターンシップも含めると、
トレーニング指導に携わって20年以上になります。
学期末ということで、
小学校では面談を実施。
子供たちの通信簿とともに、
「令和3年度岩手県体力・運動能力調査」
の実施結果をもらってきてました。
文科省(スポーツ庁)が実施している
体力・運動能力調査に準じて、
岩手県では、隔年で実施しているようです。
結果シートに”わんこ兄弟”。
岩手県のキャラクターです。
他県も、こんな感じなんでしょうか。。。。
子供たちの結果は。。。。
お姉ちゃん(小5):全体評価C
おとうと君(小3):全体評価B
でした。。。。
お姉ちゃんは、ほとんどの種目が、
昨年度の県平均と同じか、少し下くらい。
漫画やイラストの方に興味がある子です。
ま、人並みに動けるならそれでいいのかな。
おとうと君は、ほとんどの種目が、
昨年度の県平均をちょっと上回るくらい。
最近は、興味があるスポーツ(バスケ)は、
”やってみたい”ということで挑戦してます。
なにかのスポーツに専門化するのは、
もう少し先でいいと、個人的には思ってます。
今、大切なのは、”基本動作”。
”走る、跳ぶ、投げる”といったものですね。
この辺がちゃんとできるなら、
別の競技に移行するときに楽なので。
測定したテスト項目です。
測定したテスト項目は、
”新体力テスト実施要項”
に準じています。
・握力
・上体起こし
・長座体前屈
・反副横跳び
・20mシャトルらん
・50m走
・立ち幅跳び
・ソフトボール投げ
詳細は、「新体力テスト実施要項」
にて確認してください。
新体力テストで検索すると、
過去の実施記録、
各年齢でのテスト結果も見ることができます。
こういう統計データは、
”比較対象”として活用できますよね。
また、
”世代別の運動能力の把握”や、
”運動能力の推移の把握”
などにも役立ちます。
一つの指標として参考にします。
今の子供達は、
昔よりも体格がよくなっています。
そのため、記録が
良くなっている種目あります。
一方で、
・握力
・立ち幅跳び
・持久走
・ボール投げ
は昔に比べると、
能力的に低下傾向。
ここら辺は、
・遊び方の変化
・環境の変化
が起因してます。
持久走(持久力)は、
単純に身体活動の減少。
遊び方が変わってきている証拠かと。
ボール遊びを禁止している公園、
増えてますよね。
球技を習っている子は別ですが、
”投げる”という動作は、
日常生活ではあまり行いません。
公園にあるいろんな遊具に
飛び乗ったり、飛び降りたり、
木登りしてる子供、最近いないですよね。
瞬発力や握力は、こういうときに発達していきます。
”危険だから”という理由で、
いろんなものが撤去されたり禁止されたり。
また、子供の遊び方も、
昔とは違うので、
体格は良くなったけど、
身体能力は、そこまで伸びてない。
というのが全体的な印象ではないでしょうか。
高校生アスリートにも、
身体能力を確認するために、
この手の体力テストは行います。
体格差、筋力差など、
個人差があるので
記録にばらつきがあるのは当たり前。
なんですが。。。。
高校生レベルなら、
・正しい動き方
・タイミングの取り方
などは全員ができていてほしい。
もちろん指導はします。
ですが、立ち幅跳び
のような基本的な動きは、
”習うより慣れろ”
の部分もあると考えています。
子供の頃の身体活動が、
その後のパフォーマンスにつながります。
運動経験がある方は、
大人になってからも
アクティブな傾向もありますよね。
”三つ子の魂、百まで”です。
体型維持・健康維持のためにも、
幼少期からの経験は、
絶対プラスになります。
本人の意向を尊重しつつ、
自分の子供たちに
運動機会を提供していきたいですね。