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“行き先未定の選TAXI”の話

“書きたいネタ”が浮かんだ時のいくつかの選択肢。

⑴ その場でババっと書いてしまう。
⑵ 時間を作って練って練って作り上げるまでやめない。
⑶ 練っても練っても満足できず、いつしか下書きの後ろの方に。
⑷ 浮かんでも書き留めもせず、忘れてしまう。

何が正しかったのか、
何が間違っているのかは、遡ったとて分からない。

竹野内豊の、バカリズムそれならば、
見つけてしまえば、乗る事さえ叶えば遡れる事もあるだろうが、
この選TAXIには、困ったところが2つある。

□ 自分が運転手である点
□ 案内してくれるナビも、修正してくれるAIも搭載されていない点

目標や目的もなくはないが、気分で変えられてしまう。
どこにでも行けるが、どこにでも行ける訳ではない。

「果たしてこんなものをTAXIと呼べるのか」

こんな風にも思うが、これが意外と悪くなかった。

・TAXIになりたいのなら、乗りたい乗客を拾う必要がある
・行きたい所へ行きたいだけなら、乗客は求めるべきでない

これが今、私が考えるべき選択肢だが、
もう一つ、もっと大事な点にも気が付いた。

「実際には“選TAXIなんて存在しない

乗ってもらったとて過去には連れて行ってはあげられないし、
お金もいただかなくていいが、余計な話ばかりでうんざりする。
そんなTAXIかもしれない。

“TAXIかTAXIじゃないか”なんて考えてしまうから悩むんだな。
誰にも尋ねられていないのにご苦労なこった。

少なくともこのTAXIは
・家に居たくなくて飛び出しただけの黄色いTAXI
・駅前のロータリーで待ちぼうけするだけのTAXIにはなりたくない
・ただし電車や新幹線と違い、どこにでも行けるTAXI
・どうせならいつか“今日は走ってないなー”と思われたいTAXI
・別にTAXIでもTAXIじゃなくてもいいTAXI

きっとこれでいいのだ。
だから今日も走る。
もうすぐ色も塗り替える。

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