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もう我慢できない。アートを飾ろう。
ついに大学院へ入学するための登竜門である院試が迫ってきた。あと1週間後だ。
院試の内容は、「英語を含めた専門的な設問に小論文で答える(日本語)」こと。それと教授との面接だ。私は分子スポーツ栄養学に進むのだが、前例が無いのか過去問は無い。
院試までの勉強はとにかく広く、浅く。専門的なことを復習している。まだしっかり理解できていない箇所は説明できるくらいになっておきたい。
それにしても、気づいた事がある。
孤独すぎる。
勉強とは元来、孤独なものだ。しかしこれまで受験する時はだいたい「受験仲間」がいた。
国家試験を受けた時も、大学の試験も、去年受けたTOEICだってそうだ。
皆同じ試験を受けるから、なんとなく「仲間意識」みたいなのが芽生える。同じクラスの友達と受験勉強する時に励まし合った記憶が蘇る。
しかし今回の試験は違う。分子スポーツ栄養学という比較的マニアックな学問を学ぼうとする“社会人”は圧倒的に少ない。
というか、多分試験会場は私一人だけだと思っている。
孤独だ………。
まだ近くに家族(妻とペット)が居てくれたら良いのだが、離れて暮らしている。冬の寒さと寂しさが身に突き刺さる。
というわけで、アート作品を購入した。作家さん本人から直接買ったのは初めてだ。
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日高あゆみさんという福岡在住のアーティストさんの作品だ。
私は動物の絵やフィギュアが好きだ。ガチャガチャも動物のものばかり集めてしまう。動物のフォルムや仕草の愛らしさが私を惹きつける。
そして動物の“目”を見ると、生物としての力強さを感じるのだ。今は離れて暮らしているハリネズミはとても体が小さいが、その目は強い生命力を携えていて時に圧倒されてしまう。
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部屋にその生き物の生命力が欲しくなったのだろう。日高さんの作品に惚れてしまい購入した。
シルクスクリーンでの作品だが近くで見ると線が鮮明で立体的に見えて美しい。私の部屋とも上手くマッチしている。とても気に入った。
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本物の絵画は不思議と生命力がある気がする。部屋が彩られて、孤独感がだいぶ薄くなった。
院試、がんぱろう。