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「コリオリ」の力と体の歪み。

コリオリ力(りょく)を知っているだろうか?
詳しくまとめている記事を見つけたので、興味のある方は読んでほしい。

コリオリの力は地球の自転速度が緯度によって異なるために、北半球では右向き、南半球では左向きに働く見かけの力だ。ちなみに台風は北半球では反時計回り、南半球では時計回りに渦を巻く。どうやら地球の自転が慣性力となり、云々かんぬん…と物理学の話になる。

実は体の痛みや不調と、このコリオリの力が関係しているという話を今日はしたい。「低気圧で頭痛い…」というひとも多いのではないだろうか?そういった症状が地球の自転と関係しているとしたら?
20年ほど整骨院で働いている私の経験から、それらのことについてお話しよう。

お大事に。

台風など低気圧が近づいて来ると、似たような治療をする患者さんが増える。つまり似た歪み方をしているということだ。痛みなどはその人のウィークポイントに出るから、症状はそれぞれで異なるのだがその我々施術者がする「治療方法が似てくる」のだ。

それはおそらくコリオリの力みたいな、大きな力が体に加わって生じるのだろうと私は仮説を立てる。
なぜなら患者さんの体に「回旋歪み」が生じているからだ。

体の歪みは大きく分けて3パターンある。
①前後歪み
②左右歪み
③回旋歪み
の3つだ。そのうち、今日は回旋歪みについて。
そもそも回旋とはなにか?足を組んで座ったり、パソコン作業などでどちらかを向いて座ったりしていると体は回旋歪みを起こしやすいと言えばイメージしやすいと思う。

しかしそれ以外にも体はどちらかの方に回旋してバランスを保っている場合が多い。骨盤が右に回旋していたら、肋骨は逆に左に回旋したり。太ももが外側に回旋していたら、膝から下は内側に回旋していたりと様々だ。


雑だけど、こんな感じ。

そして回旋歪みはよくも悪くも、「連動する」という特徴があるので1つ大きく歪むと全身に影響が波及する。逆に治療する時もその連動するという特徴を活かして治療する。

回旋歪みは指先からでも治療できる。特に人差し指と薬指に体の歪みは出やすいとされる。
(ちなみに前後歪みや、左右歪みは指先で解決するのは難しいと思う。)

手のアーチとかも関係がある

そしてこれらの指の根元にある筋肉。特に手の甲側にある骨の隙間の筋肉だ。背側骨間筋というのだが、そこをゴリゴリと揉んでみる。たぶん結構痛い人が多いと思う。

指の先でゴリゴリと。

これをした後に指を捻る動きをする。テーピングでもいいのだが、せっかくなので動画を紹介する。
この方の運動とか、回旋歪みに効果的だと思う。

要は変に捻られている歪みを正常な向きに戻すのだ。当院では面倒なので、テーピングを指導しているがこのような運動でも同じ効果があると思う。

低気圧で体がツライという方、ぜひ試してほしい。お大事に。

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