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現代よりも過去の人たちの方が頭が良かった?
比べられない事を話してもしょうがないのだが、ふと思うのだ。頭脳や感性は過去の偉人に叶わないのだろうなと。
過去と現在の違いとは何だろうか?一言で言えば、“情報の飢餓感”だと思う。
言葉を覚えるためには本や辞書を読まなければならない。知らない事を知りたければ、外国語だろうが専門書を読まなければならない。
その外国語を覚える為に、便利な参考書やリスニング教材があるわけではない。そもそもパソコンが無いから、様々なデータを保存、管理、共有するのも大変だ。
我々は便利で快適な現代に生きている。ただこの「現代」もいつかは「過去」になる。
私事だが、20年前に仕事を覚えた時はまだ「技術は目で盗め。」と言われていた。当たり前だがYouTubeなどは無かったし、スマホにカメラは付いていたが動画は撮れなかった気がする。
だからビデオカメラで講習会の様子を撮影して、当時の同僚と後日それを一緒に見たりしていた。ネットの普及率も今のようではなかったため、ほとんどの知識は本で得ていた。
たった20年前だが情報の飢餓感を今と比べれば感じるのである。その当時はそんな事は思わない。今のような環境で技術や知識を身に着けられるとは思わなかった。
今度始まるアニメで「チ。」という作品がある。
内容は地動説について。私はマンガで全巻持っている。このアニメの第一話だけでもいいから、ぜひ観てほしい。
情報の飢餓感というのが伝わってくる。世の中の“知っていたほうが良い”ことより、自分の中の“どうしても知りたい”が勝つ瞬間がある。
あのようなドキドキすることは現代ではほとんど無いのかもしれない。でも、そういう事を求めたいから私は大学院に進学するのだ。