メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調, 作品64

00:00 I. Allegro molto appassionato
12:21 II. Andante
20:05 III. Allegretto non troppo - Allegro molto vivace

(Vn)ヘンリク・シェリング
アンタル・ドラティ指揮 ロンドン交響楽団
1964年7月録音

メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲 ホ短調, 作品64は、19世紀のロマン派音楽を代表する作品のひとつです。この協奏曲は、1844年に完成され、翌年にライプツィヒで初演されました。メンデルスゾーンはこの作品を彼の友人であり、優れたヴァイオリニストであったフェルディナンド・ダヴィッドに献呈しました。

この協奏曲は3楽章から構成されており、伝統的な急-緩-急の形式に従っていますが、楽章間の無休止の連結によって一体感が生まれています。具体的には、以下のような構成になっています。

1. 第1楽章:Allegro molto appassionato(アレグロ・モルト・アパッショナート)
2. 第2楽章:Andante(アンダンテ)
3. 第3楽章:Allegretto non troppo – Allegro molto vivace(アレグレット・ノン・トロッポ – アレグロ・モルト・ヴィヴァーチェ)

メンデルスゾーンのこの協奏曲は、ヴァイオリンの美しい旋律線と華麗な技巧を際立たせることに成功しています。特に第1楽章の導入部では、通常の協奏曲とは異なり、オーケストラの序奏なしにヴァイオリンがすぐに主題を奏でることから始まります。この斬新な始まり方は、当時としては非常に革新的なものでした。

また、第2楽章では、深い情感が込められた旋律が展開され、聴く者の心を捉えます。最終楽章では、ヴァイオリンとオーケストラの間で活発な対話が繰り広げられ、作品を華やかに締めくくります。

メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲は、その歌心豊かなメロディ、緻密な構造、そしてヴァイオリンの技巧を駆使した表現力の高さから、今日でも世界中のコンサートホールで頻繁に演奏され、多くのヴァイオリニストによって愛され続けている名作です。

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