diasan

映像翻訳家。 アラフォーで自らのキャリアを考え直し、基礎から勉強して映像翻訳家に(勉強…

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映像翻訳家。 アラフォーで自らのキャリアを考え直し、基礎から勉強して映像翻訳家に(勉強も継続中)。2児の母。 事務職として働きながら家事育児、翻訳の勉強、そして翻訳の実務をどうやってこなすのか?いや、こなせないのか…?

最近の記事

末っ子の取り扱い方

次女は相当なわがままだ。承認欲求と無駄な自尊心の塊だ。 とにかく、自分以外の誰かが評価されるのが大っ嫌いで、目の前で誰かが褒められると自分が貶されたように感じるらしい。他人が持っているものは自分も持っていないと気が済まない。自分が持っているものを他人が持っているのは気に食わない。まるでジャイアンだ。 そんな次女の取り扱いが、9年の付き合いを経てようやく板についてきたと思える出来事が今週立て続けにあったので、今後の指針としてここに記しておきたい。 まずは火曜日の夜。 夕飯の

    • 停滞もしくは後退

      来春の卒業トライアル合格を目指しているはずの翻訳スクールでの勉強だが、このところ全く手応えを感じられなくなっている。今日の授業でも、自分の中で迷いがあった部分がほとんど裏目に出て、先生の言う「こうしないほうがいい」の指摘がことごとく当てはまってしまっている。これはまずい。このままではまずい。 今期からは木曜夜に受講して、金・土・日と課題に取り組む時間はたっぷり取れているものだから、いきおい何度も見直すことになってしまう。すると、あれもこれも、なんか違うんじゃないかという気が

      • 強権発動

        このところ、ものすごく忙しい。 といっても仕事ではない。いつも通り、月〜木9:00−16:00で働き、その間は暇なんだけど、問題は帰宅後だ。 先週も慌ただしかったが、今週も負けていない。月曜は歯医者に忘れ物を取りに行ってから次女の習い事送迎、火曜日は次女の歯医者、水曜日は長女の歯医者、木曜日は翻訳のオンライン授業。金曜日は翻訳の課題+日用品買い出し+掃除洗濯料理+子供達の送迎。 息つく暇もない。 さすがに土曜日は9時ごろまで寝た。そしたらいつもは午前中に行く買い物が午後にず

        • 政治のち現実逃避

          27日は衆議院議員選挙の投票日。 投票先の候補者も政党も熟考のうえ事前に決めていたので、朝8時過ぎにさっさと目と鼻の先にある投票所に1人で向かい、サクッと投票をキメてきた。 いつもならもう少し遅めの時間に子連れで行くところだが、今回それができなかったのには訳がある。この日の昼に行われる、娘の推しであるKing & Princeのライブに当選してしまったからだ。 一次募集で見事落選していたのですっかり油断していたのだが、直前になって「制作開放席のご案内」なるメールが送られてき

        末っ子の取り扱い方

          地獄のルーレット

          今年もこの季節がやってきた。次年度のPTA役員選出の時期だ。 普段、懸賞やくじ引きなどの抽選に応募してもいっこうに当選しない私だが、ありがたくないことに学校がらみの役員のくじ引きにはやたらと当選する傾向が続いている。 一昨年に引き受けたPTAの広報委員は地獄の保護者会の空気に耐かねてのことなので自己責任だが、昨年には学童の父母会長に大当たりし、さらに別途PTA委員のくじにも当たってしまった。このときはさすがに両方は無理だとPTA本部役員相手に粘り続け、(本部役員は全く耳を

          地獄のルーレット

          末っ子の底力

          最近の悩みといえば、もっぱら小学5年生の長女の友人関係だった。高学年女子にありがちな、いったい仲がいいんだか悪いんだかわからないグループ内いざこざが毎日のように起こり、その愚痴を聞きつつ精一杯のアドバイスをすることで手一杯。 3年生の次女など、どうせ能天気に楽しくやってるんだろうと何の心配もしていなかった。 ところが今日、次女が学童で孤立しているという事実を知った。 もともとあまり群れるタイプではないことは知っていたが、あくまで次女が我が道を突き進んでいる結果としてのことだ

          末っ子の底力

          はじめての街頭演説観覧

          今日、人生ではじめて街頭演説を聞きに行った。 これまで演説をする候補者の近くを通りすがることはあったが、わざわざ聞きに行ったことはなかった。推しの候補者のSNSをフォローして、時間が合えば聞きに行ってみたいという興味はあったものの、なぜだかいつも私の都合の悪い時にばかり私の街にやってくるのだ。 しかし今回ついに、推しである同年代女性候補が私でも行こうと思えば行けなくはない時間に我が街にやってくるという情報を当日の朝にキャッチした。夜7時過ぎから駅前で話すという。仕事から帰

          はじめての街頭演説観覧

          あの番組の感想とそれに通ずるもの

          10月20日のNHKスペシャルを見た。 冒頭のアメリカパート以外、前半はほとんどすでに報じられたことをなぞっているだけだったので若干退屈したところもあったが、後半は番組独自の取材も多くそれなりの満足感はあった。 すでに社長もその姉も亡くなっているというのに匿名を条件に取材に応じ、しかも「社屋の前にずっと停まっていると怪しまれる」などと怯える元社員の姿には同情したし、それと同時に彼らがどれだけ権力を振るっていたのかと想像してしまう。 「仲間じゃないか」と言って取材から逃げ回る

          あの番組の感想とそれに通ずるもの

          登録オファー

          春から始まった映像翻訳のオンラインコースが終わり、秋の進級まで一息ついていた矢先、なんと1件の翻訳者登録オファーが舞い込んだ。 通信講座の実践コース修了後に登録していた翻訳者ネットワークを介してのオファー。何度か同ネットワークを通じて求人に応募してみたものの採用には至らず、自分の未熟さを思い知らされてからもう2年ほどが経っていた。 いったい私のプロフィールのどこを見てオファーしてくださったのかわからないが、オファーはオファーである。すでに仕事・家事育児・勉強というキャパぎり

          登録オファー

          われら幼児警護隊

          きのう、職場を出て駅に向かう角を曲がったところで、通りの向こう側に幼稚園児くらいの女の子が泣きながら走っている姿が見えた。 「おかあさああん!待ってよぉう!おかあさああああん!」 いまにも駆け寄って抱きしめてあげたいのをぐっとこらえつつ、悲壮な声を張り上げながら走っていくその目線の先を追う。すると紺色のワンピースに同色の日傘といういでたちの女性が振り向きもせず足早に駅への道をずんずん進んでいる。女の子も紺色の制服に同色のリュックで、きっとあの人がおかあさんなんだなと予想がつ

          われら幼児警護隊

          予告

          最近、子供に説教したあと、疲労感と自己嫌悪を翌日まで引きずることが続いた。やはり小学校高学年ともなると一筋縄ではいかず、こちらもつい言葉を重ねてしつこく追い討ちをかけてしまい、結果として子供にも親自身にもかなりの精神的負担が生じる。 先週、今週とそんな日々が続いたが、今夜ついにひとつの解決策を見出した。それが「予告」だ。 「8時になってもお風呂に入らなかったら、お母さんがどうなるか知ってるよね?」 「あと10分以内にドライヤーしないと、鬼婆が降臨するけど大丈夫かね?」

          JiF

          子供っておもしろい。いや、うちの子おもしろすぎる。 めずらしく私が外出していた夜。帰ってきて子供達の部屋を覗くと、床の上の1枚の髪が目に留まった。 「Lovely Heart」 ノートのページを破った紙に油性サインペンでしたためられていたのは、どうやら何かの歌詞のようだった。 「ラブリーハートって何?」 と私が聞き終わらないうちに、長女が叫ぶ。 「うわあああ!」 次女に指示を出して紙を拾わせ、私に背を向けて訴える。 「ダメだよ!絶対見ないで〜!さっき作ったばっかりなんだか

          「翻訳家になりました」

          さて、先日のトライアル合格後、案件受注のわずかな希望にすがりながら、日々の勉強も続けながら、この合格を機にいちはやくやったことがある。 それは、名刺を作ること。 翻訳家は資格などはないので名乗ってしまえばその日から翻訳家、とはいうものの、しかし何の実績も根拠もなく名乗るのは詐欺な気がする。かといって、ある程度の実績ができるのをただ待つのは厳しい。待っているだけで案件が入ってくるとも思えない。案件を獲得するには営業が必要で、営業には名刺は必須だ。 その名刺を作る時が、今な

          「翻訳家になりました」

          開花の冬

          とある翻訳会社のトライアルを受け、このほど合格のお知らせをいただいた。 年内にトライアルに合格するという目標が、駆け込みで達成されたことになる。ありがたい、おめでたい。ありがとうございます。 夏にTOEICを受け、秋には翻訳ネットワーク主催の定例トライアルで高評価をもらい、気分も乗ってきた11月、ようやく意を決してトライアルに挑戦した。 以前、情報誌に掲載されていた会社で、映像翻訳がメインのところ。未経験も受験可能で、即戦力にはならなくても最低限の実力が認められればとりあえ

          老婆心コンサート

          行ってきましたコンサート。 行く前はさんざん悩んで悶々としたけど、行くと決めたらあとはもう当日を楽しむだけということで、子供にはめいっぱいのおめかしをさせ、自分もツアーグッズの色使いに寄せた服装にして、うちわとペンライトもしっかり持って、どこからどうみてもキンプリのファン以外の何者でもない格好で参加してまいりました。 目的はひとつ、人生初でたぶん1度きりのアイドルコンサートをめいっぱい楽しむこと。 会場はオープンして1ヶ月も経たないKアリーナ、座席はLEVEL5、ミドルス

          老婆心コンサート

          複雑な心境

          明日、キンプリのコンサートに行ってきます。 3人の脱退直前、ベストアルバムのファンクラブ限定版を買うために作ったばかりの次女名義のアカウント。着席ブロック希望で、どうせ当たらないだろうとかなり気軽に申し込んだらまさかの第一希望当選にしばし絶句したあと、とりあえず友人にメールで報告し、次に職場に宣言し(そして若干引かれ)、帰宅後は元ティアラのママ友に指南を仰ぎ、驚いたり焦ったり浮かれたり心配したりと気持ち的に大忙しの午後だったことを覚えている。 帰っても次女本人にはすぐには言

          複雑な心境