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トロフィー道#26 『Marvel's Spider-Man 2』とトロフィー鮮度の話。

プレイステーションタイトルのプラチナトロフィーを取る過程やトロコンしたからこその感想、トロフィーハンターとしての奮闘をお届けする「トロフィー道」。第26回は『Marvel's Spider-Man 2』です。正直、トロフィーは超簡単で言うことはほとんどなく記事化を迷っていました。でもアーカイブとして残しておきたい気持ちがあるので、今回は攻略というよりはちょっとした感想とトロコンしたよ報告というかたちでお送りします。加えて、タイトルにある"鮮度"の話もしていきます。ネタバレはほとんどないので、余程神経質な人以外は読み進めても大丈夫です。


PS5の可能性を感じた最高のゲーム体験!

本作は『Marvel's Spider-Man』、『Marvel's Spider-Man: Miles Morales』に続くシリーズ3作目。今まではPS4でも発売していましたが、今回からはPS5のみの対応となりました。実際ににプレイしてみて思ったのは、PS5はまだ本気を出していなかったということ。グラフィックの向上はもちろん、発売前から注目されていたファストトラベルや移動の速さなど、とにかくロード時間がほぼ無いです。映像を見るのと遊んで体感してみるのでは感じ方がかなり違います。思った以上にすごい。さらに、PS5ならではのハプティックフィードバックとアダプティブトリガーといった技術が合わさり、最先端のゲーム体験ができました。

画像はビルの一室。1部屋1部屋に細かな違いが見られたり、人が生活していたりと街が生きていました。そのほか、スパイダーマンやMARVELファンへのサービスもあり、映画などを追いかけてる人にはたまらない演出やオマージュが沢山あります。気づきも含めて楽しいと思うので、その辺りは自分の目で確かめてほしいです。

この画像だけだと別ゲーみたい。

他に良い点を挙げるなら、操作性ですかね。本作ではスパイダーマン2人だけでなくMJやヴェノムも操作できます。異なる4タイプのキャラが操作できるのはゲーマーにとっては面白いポイントになり得ますが、ライトユーザーにとっては難しく感じるポイントにもなりかねません。ですが、『Marvel's Spider-Man 2』ではそれぞれのキャラの個性は残しつつ操作感はほとんど変わらないため、毎回動きを覚えたり思い出す心配はありません。全員同じ感覚でプレイできるので操作対象が変わってもすんなり進めるはずです。もう1つはローカライズの優秀さ。ここはさすがです!この手の作品に多い細かなジョークなども完璧に表現されています。少しでも英語がわかる人は、音声は日本語、字幕は英語に設定してみるとより楽しめます。

まだまだPS4が現役という方もいると思いますが、2021年に生産が終了、2023年10月31日には一部の機種のアフターサービスの受付が終了します。PS5のみの対応にすることでこれほど素晴らしい体験ができるなら、そろそろ本格的に移行してもいいんじゃないですかね?買えるようになったものの値段がネックという人は、PS4売って5を買いましょう!PS5でも4の作品は遊べます。

当たり前のようにあるフォトモードもありがたい。ここで撮った人は多いはず。

案件でもなんでもなく本当に良かったので褒めているわけですが、それだけだとなんか気持ち悪いので重箱の隅をつついてみましょうか。
ファストトラベルに関して、すごく便利だしロード無く移動できるのはすごいです。しかし、スイングでの移動速度が上がっていたりトロコンする過程で収集要素をさがしたりするので、あまりファストトラベルは使わなかったです。ポッドキャストを聞きながら移動するだけでも楽しいので、良いことではあるんですがね。出番は少なかったです。それでいうと、移動が快適すぎるのでマップが広くなったのも感じにくかったですね。
あとは、細かい技が多すぎたかなという印象。自分だけかも知れませんが、実際にバトルで使用する技は限られていました。長く遊んでいると勝ちパターンみたいなのがわかってきて、そればかり使ってしまいました。強制的に使う場面があればよかったのも知れません。

トロコンした過程で苦労したところと、初心者が苦戦しそうなポイント

冒頭でも言ったように時限や難しいトロフィーは無いので簡単です。大変そうなトロフィーがあるとすれば、ウェブ・ウイングだけで金融街からアストリアまで到達する「鳥のように」のトロフィー。アストリアから逆算していけば達成できますが、面倒な人は画像の場所をスタート地点にしスーパー・スリングショットで右側に渡り進んでいきましょう。

もう1つはスパイダー・ボットを集める「怪しい無線プロトコル」のトロフィー。スパイダー・ボットだけ場所が表示されない(おそらくあえてです。クリアすれば理由がわかるかも。)ので自力で探す必要があります。ですが、これも心配無用。トロコンする過程で依頼をこなしたりストーリーを進めて移動していく過程でほとんど見つかります。僕がわざわざ探したのは4つくらいですね。それも範囲がわかっているため数分で見つけられます。

評価

プラチナ取得時間 25〜30時間
難易度 ★
トロコン難易度 ★
ゲーム評価 ★★★★★
オススメ度 ★★★★★

トロコンにかかった時間は約26時間。わりとゆったり遊んでこのくらいなので、急げば3時間くらい短縮できそう。トロコン難易度は低いので初めてトロコンを狙う人にもおすすめできます。トロコン過程においてもストレスが無く、導線がしっかりしているというかプラチナトロフィーを取ってくださいねと言わんばかりの手厚い感じになっています。ゲームを100%楽しんでプラチナトロフィーが取れる貴重な作品でした。

トロフィーの鮮度は気にする派?

最後に1つ、質問を投げかけて終わろうと思います。皆さんはトロフィーの鮮度というものを気にしますか?
『ELDEN RING(エルデンリング)』を例に挙げると、強敵とされていたラダーンは予想以上に強くしすぎたのかバグだったのかはわかりませんが弱体化されました(その後バランス調整がされています)。エルデンリングは難易度が存在しない難しさが共通のゲームであり、この場合、僕を含む発売日からプレイしていた人たちと弱体化後に遊んだ人のラダーンの強さの感じ方は違うわけです。結果、トロコン難度も変わってきますよね。確かに、楽にトロコンできるに越したことはないですが、僕は逆で、いわゆる発売当初の体験のままトロコンしたい派なのです。なにも難しいのが正義というわけではなく、調整されたあとに取るのが嫌です。
『龍が如く 維新! 極』では印の調整が入ってダンジョンでもドロップするようになりましたが、初期段階の訳がわからない感じというか、厳しい状況を乗り越えてトロコンするという"体験"が好きだったりします。これを鮮度とするならば、今は鮮度が失われているためプレイしても僕と同じ体験はできません。この体験を逃すのが勿体無いと僕は思ってしまうんです。
未プレイで時間があるときにトロコンしたいと思っていた『Lies of P』もアプデで当初のバランスでは無くなり簡単になってしまったので、ちょっと悩んでしまっていますし早く遊ばなかったことを後悔しています。トロフィー病といってしまえばそれまでですが、トロフィーハンターの皆さんはどう思っているのか気になったので質問を投げさせていただきました。こちらのコメントでもSNSでもいいので反応してもらえるとありがたいです。


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