トロフィー道#29 手軽に遊べて手軽にトロコン!『幻日のヨハネ -BLAZE in the DEEPBLUE-』
プレイステーションタイトルのプラチナトロフィーを取る過程やトロコンしたからこその感想、トロフィーハンターとしての奮闘をお届けする「トロフィー道」。第29回は『幻日のヨハネ -BLAZE in the DEEPBLUE-』です。タイトルにもある通り本作はトロコンに苦労することはなく、且つ短時間で遊べるというどちらかといえばブーストゲー寄りの作品。記事執筆時の12/26現在のプラチナトロフィー獲得率は57.4%とかなり高いです。なので記事にするまでもないのかもしれませんが、今回は単純におすすめしたかったので紹介っぽい形でお伝えすることにしました。
本作は「ラブライブ!サンシャイン!!」の公式スピンオフである『幻日のヨハネ』をゲーム化した作品です(ちょっとややこしいですね)。結論から先にいうと、『幻日のヨハネ』はおろか、そもそも「ラブライブ!」シリーズすらわからないという方でも楽しめるようになっていますし、メトロイドヴァニア入門にもぴったりな難易度になっています。
原作とメトロイドヴァニア双方に興味が湧くような良作!
『幻日のヨハネ』からこの作品にたどり着く人がほとんどのような気がするので、一応ジャンルの紹介もしておきましょう。本作のジャンルは、いわゆる「メトロイドヴァニア」と呼ばれる2Dアクションです。メトロイドヴァニアとは、有名ゲームである「メトロイド」と「キャッスルヴァニア(悪魔城ドラキュラの海外名)」を合わせた言葉で、探索型の横スクロールアクション。その名の通り、両方の作品を合わせたような感じのプレイ感になっています。まぁ、両方の作品を知ってて意味をなす言葉だと思うので、知らない人は知識程度に覚えておくと良いでしょう。若い人に説明するなら…「いろんなステージを自由に行き来できるロックマン」とでも言っておきましょうか。余計わかりづらい?なにか良い言葉があれば教えてください。
僕はこの手のゲームをあまり遊んだことがなく、今回は『幻日のヨハネ』につられて遊んだ感じです。昔遊んだといえば『悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲』くらい。他にも遊んだような気がしますが小さい頃だと思うので記憶は曖昧です。勝手なイメージですが、メトロイドヴァニアはゲーム初心者やアクションゲームが得意ではない人が遊ぶというより、ゲームが得意な人が遊んでいるジャンルな気がします。それほど高難度のイメージが僕は強いですね。僕に限らず、『幻日のヨハネ』は好きだから気になるけど難しいゲームはちょっと…と思っている人は少なくないはず。ですが、記事冒頭でも言ったように、難易度は低く簡単な部類に入ります。ストーリーに関しても原作を知らない人でも楽しめるというだけでなく、これがきっかけで原作にも興味を持ってもらえるような出来になっていたので、原作、ジャンルどちらから入った人でももう一方に興味が湧くよう上手く作られていると感じました。
獲得までの時間に差はあれど、取れないトロフィーは無い!
トロフィーについてですが、時限要素は無し。8人の仲間を助けるトロフィーはゲームをクリアする過程で必ず獲得できますが、仲間ごとに受注できるクエストをクリアするトロフィーは狙わないと獲得できません。どのクエストもアイテムを探してきてというもので、助けた仲間のスキルがないと入手できない仕様なので、全ての仲間を救出した後にまとめて終わらせる方が効率は良いです。
苦労するトロフィーは一切ありませんが、もしかしたら道中で苦戦する方がいるかもしれないので少しでも楽になるように方法をいくつか紹介したいと思います。
まずは序盤の基本的な戦い方から。最初からできる「ライラプス」での攻撃のみで道中はなんとかなります。途中から武器が装備可能になりますが、武器での攻撃はDPを消費するのでボスにとっておきましょう。「ライラプス」はDPを消費しないため気にせず戦えます。
敵が硬くなってきたと感じたら武器攻撃を混ぜて戦います。武器は剣や斧、弓矢などいくつか種類がありますが、僕のオススメは弓矢。ライラプスは近接ですし、遠距離攻撃の方が被弾率が低いからという理由です。最初はクロスボウで、最終的にはバーストボウを装備していました。防具やアクセサリーも作れるようになるので、それも必ず作りましょう。
もしボス戦で苦戦するようなことがあっても大丈夫。本作は敵を倒すと入手できるお金で回復アイテムなどが購入可能。お金をためてHPとDPを回復するアイテムを買い込めばゴリ押しできてしまいます。金策も簡単で、セーブポイントに触れた後敵を倒し、またセーブポイントに触れ…を繰り返すだけ。セーブポイントに触れると敵が復活することを利用した技です。ちょっと卑怯な気もしますが、仕様を利用しているだけなので。
それでも無理という人には禁断の技をお教えします。それはズバリ、使えるのは後半になるものの、ぶっこわれ能力を持っているマリの使用です。マリの能力はとにかくやばくて、少しのあいだ時を止めることができます。時を止めてバーストボウでひたすら攻撃→効果が切れたらまた時を止める→DPがなくなったらアイテムで回復することで、どんなに強いボスでもノーダメージで倒せます。面白いかどうかはわかりませんが。一応、最終手段として覚えておいてください。使い過ぎ注意!
評価
トロコンにかかった時間は約5.5時間。僕は装備もほとんど作らずとにかく突っ込んでいくスタイルだったので結構早めですが、普通に遊んでも15時間あればトロコン可能。ブーストゲー寄りとはいえ単純なものではないので、初めてプラチナトロフィーを狙うにはちょうど良い難易度です。
遊ぶからには、ぜひ、クリアしてテーマ曲「Deep Blue」を聴いてほしい。クリアするとフル尺のテーマ曲聴けるのですが、これが神曲なんです!!!歌詞もゲームに沿ったものになっていて、エンドロールとともに流れる楽曲にはファンでなくても感動すると思います。「Deep Blue」はゲームの特典のサントラにも未収録ですし、先日行われたライブイベント「幻日のヨハネ -The Story of the Sound of Heart-」でも披露されていないレアな楽曲。特にファンの人はこの曲を聴くためだけに遊ぶ価値が充分にあります。そして、気になったらアニメも観てみましょう。もうトロコンとは関係なくなってしまいましたが、原作が好きとか短時間でトロコンできるからとか、どんな理由でも良いので軽い気持ちで遊んでみてほしいです。最後は沼津に行った時の例の海岸の画像とともにお別れしましょう。それではまた。
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