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フルボイスのゲームは好きですか?

前回の更新から1ヶ月ほど空いてしまいましたが、僕は元気です(笑)
飽きちゃったのかなと思われるくらい何もしていませんでしたが、あくまで本業の合間にということでやっているので、このくらいゆるい感じのペースで更新させて下さい。

さて、今回はタイトルにもあるとおり「フルボイス」についてです。
昨今のゲームは映像だけでなくボイスも非常に豪華で、ボイスありが当たり前になってきました。それだけでなく、フルボイスという豪華仕様のタイトルも増えてきたように思います。
僕はこの点はすごく賛否が分かれるところだと思っていて、一概に良い流れとは言えない気がしています。

まずは、フルボイス(ボイスあり)のメリットデメリットをまとめてみました。

フルボイス(ボイスあり)のメリット

  • 言葉の抑揚や間など細かな表現が可能になり、演出がリアル・豪華に

  • キャラクターの色を出せる

フルボイス(ボイスあり)のデメリット

  • プレイヤーの読むスピードを固定してしまう

  • イメージしていたキャラとのギャップ

メリットは言わなくてもわかると思いますが、演出面です。やはりフルボイスの方が臨場感が味わえますよね。声優さんの技術はすごいので、場面によっては涙するくらい没入できます。
これは人によってはデメリットにもなり得るところで、逆にボイスがついているからイメージを制限してしまい物語に入り込めないという人も僕の周りにはいました。

キャラクターの色を出せるというメリットも一長一短です。
ボイスありだと、ひょうきんなキャラのイメージをつけさせておいて実は黒幕だったというような印象の操作も容易いですが、ボイスなしだとありに比べて感じ方の差が大きくなると思うので難しそう。物語を楽しんでもらうにはキャラの立ち位置というか役割みたいなのを理解してもらうのも大事なことだと僕は思っています。

とはいえ、自分がイメージしていた声とのギャップがあるとしんどいのも確かです。クール系だと思っていたのに結構甘々な声だったり、青年キャラが意外とおじさんの声だったり…それで一転して嫌いになってしまったキャラも居ます。
文字だけなら、自分の想像で理想の声がイメージできるので良いという人も少なくないです。良い意味のギャップが生じる場合もあるので、ボイスありでは想像を超えたものが来る期待もあったりしますね。


ここまでは正直、「人それぞれ」で解決できそうな気もします。しかし、「プレイヤーの読むスピードを固定してしまう」については明らかなデメリットかと思います。
僕がせっかちだからかもしれませんが、フルボイスだとテンポの悪さを感じる時があります。
まだオート機能があれば良いのですが、ボイスありでの手動送りは最悪です。オート送り機能はフルボイスには必須だと思います。

比べて、ボイスが無いとガンガン読んでいけますし、オートにしても表示速度を自由に変えられるので、自分の気持ちい良い速度で読み進められるのも利点です。

テンポが悪いと感じるのは、おそらく字幕(文字)の表示タイミングですかね。文字が一気に表示されてしまうものは、目では読み終わっているのに、まだ喋っているのでイライラしがちです。
同時に出したり、声に集中させるためあえて出さないor喋り終わってから出すというのはどうでしょう?
※既にそのようなタイトルがあってもおかしくはないのでコメントで教えて下さい

結局どっちがいいの?

先ほどまでのメリットデメリットは、ゲームのシステムやジャンルによっても変わって来ると思います。
例えば、格ゲーであればメリットデメリット両方の影響は受けにくいですし、逆にノベルゲーはモロに受けます。

難しいのが、「メリットがデメリット、デメリットがメリットである」という点です。どちらかが正しいとは言えないのでどうしたらいいかわからないというのが答えな気もしますし、僕自身も選べません
ただ、ゲームの性質上、合う合わないはあるのでそこを合わせていくことはできると思いますね。
何に重きを置くか、どう楽しんでほしいか、どういう層に向けて発信していくかなど作り手には相当な負担がかかりそうです。グラフィックが良いボイスが良い音楽が良いは当たり前になりつつあるので、こういう細かな配慮というか遊びやすさが今後のポイントになっていきそうな気がします。

どちらか一方を否定していっても、残る方が成長するわけではありません。

テストで80点取れるA君と60点取れるB君がいました。B君はA君がカンニングしていると嘘の報告をしてAくんを蹴落としたとしましょう。たしかに、B君はA君に勝ちました。ただ、これで成長したと言えるでしょうか?こんなことを繰り返していっても全体のレベルは下がり、業界がどんどん衰退していくばかりです。
僕はB君には成長して80点以上取って勝ってほしいのです。そういう流れを作ることで、今度はA君も成長できるのでお互いが良い方向に向くと思います。
今回で言えば、どちらも良いところはあるので、そこを上手くのばして最終的には高い位置で共存できるような環境になればいいなと思っています。

結果、どちらが良いかという考え自体がナンセンスだったわけです。
時間がある人はゆっくりボイスを楽しむもよし、時間がない人はスキップしたりもやむを得ないでしょう。ゲームが自分に合わせろだけではなく、それぞれのライフスタイルにあわせてゲームの楽しみ方を考えていくことも大事だと思いました。

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