「仕事が麻雀で麻雀が仕事」を読んで④
以下の記事の続きです。
年齢で衰える理由は身体ではなく「学習意欲」
学習については、以下の本が参考になりました。
学び続けるためには、それを面白がることが大事ではないかと思います。遊びの感覚があって、それに熱中している状態だと、自律的に学びを広げたり深めたりしていくのではないでしょうか。
目的を持ってやるというよりは、自分が知らない技術やトレンドが出てきたから、なんの役に立つかはわからないけど色々調べてみようという感覚かと思います。
もしくは目の前に解くべき課題があるときに、それをなんとかするために知識をアップデートしていく場合もあるかと思います。
いずれにせよ、問題発見・解決をしたり、自己成長することに面白みを感じると、いくらでも自分で勉強するようになります。
舐められてはいけない
これも非常に面白い指摘です。無理を言っても、こいつなら反論せずに要求を呑むだろうという感覚を相手に持たれるのは、「舐められる」という状態かと思います。取引先に舐められると、明らかにこちらが不利な条件を入れられてしまうこともあります。裏を返すと、舐められるというのは、こちらの立場や要求事項を相手に伝えられていない状態が生み出すのではないでしょうか。交渉をしていくうえでは、相手の話をよく聞きつつ、自分の感情と相手への要求事項を分けて伝えることが大事だと思います。
ツキを落とす執着心
会社員であれば、「誰々が出世した」「あの人の方が私よりも評価されている」ということは気になる人が多いと思います。
新人の頃に上司から、「他人を気にしている時点でダメだ」「もっと仕事に集中しろ」と言われたことがあります。
野球選手のイチローさんも「自分は他人と比べられるレベルではない」という趣旨の発言をメディアでされていました。他人と自分を比べないことが、メンタルヘルスを保ち自分を鍛えて、継続的に成果を出していくためのコツなのかもしれません。
他者への想像力を磨け
他者への想像力というときに、「他社の靴を履く」ということが思い浮かびます。イギリス在住で作家のブレディみかこさんが、意見の異なる相手にどうエンパシーを持つかということを語っています。
これはちきりんさんの言うマーケット感覚にも通ずるところがあります。
相手がどのような「インセンティブ」で動いているのかを理解すると、ビジネスで売り上げが伸びたり、提案が通ったりします。
しかし、なかなか想像力を身につけると言うのは、すぐにできることではありません。
身近な方法論で言うと、小説を読んで他社の立場を間接的に経験すると言ったことも有効かと思います。
少しずつ自分の異なる意見を持つ人への理解ができるようにしていきたいです。