「仕事が麻雀で麻雀が仕事」を読んで⑤

以下の記事の続きです。

ユニークさが大事

会社社会で頭角を表してくる人たちは、不思議なことに皆ユニークな人たちです。力をつけた後に、自分らしさを取り戻した人と言い換えることが出来るかもしれません。

仕事が麻雀で麻雀が仕事

もと陸上競技者の為末さんの本に以下の内容が記載されていました。

一度「心」を摑むと自然と「らしさ」が現れるようになる。「型」は共通のものだったが、「心」はそれぞれの人固有のものだ。だから、個人差が生まれる。 「らしさ」を獲得した後は、何が自分らしいことで何がそうではないかがわかるので、違う流派を試したり、全く違う領域から何かを取り入れたりができるようになる。思い切って違うことをやっても、どこかに「自分らしさ」が残るし、これは違うなと思ったらすぐオリジナルの中心位置に戻ることもできる。ここにきて遊べる範囲が一気に広がっていく。  このように中心をしっかり摑んでいれば、安心して冒険できる。中心への確信の強さと冒険が可能な範囲は比例するのだ。上級者がいろんなことを試せるようになるのは、中心がしっかりしているからである。

為末大. 熟達論―人はいつまでも学び、成長できる― (p.122). 新潮社. Kindle 版.

まずは思い切り遊び、その後、型を覚えて、他人を観察する。その次が、中心をつかむ段階だそうです。
力が抜けて、自然体になっているそうです。確かに、職場で仕事のできる人はやわらかい雰囲気で、マイペースな人が多いような気がします。
一方で、仕事は早く、コミュニケーションも的確です。しかも、その人しかできないような質の高い仕事をします。
そのためには、その前段階で仕事自体が好きで学びへの意欲が高かったり、基本的な仕事の進め方が意識しなくてもできていたり、部分と全体の関係性がわかり仕事の構造がわかっていると言うことが大事です。
そうすると、目の前の仕事が全体の中でどういう位置付けのものか理解しながら、期待値以上のアウトプットを出せたりします。仮に自分の知識では対応できないものだったとしても、新しい知識を得るために面白がって学習をしたりもするでしょう。また、他人の仕事に何かヒントがないかと、観察もしたりするはずです。
そう言ったことができて初めて、自然体でありつつ、冒険ができるということになるのだと思います。

強いやつはどんなルールでも強い

会社を経営していて常々感じていた「本当に仕事のデキるやつはどこにいてもデキる」ことを思い出しました。

仕事が麻雀で麻雀が仕事

以下の本で仕事ができるのは「アート的な思考であり、問題をいかに設定できるか」「これが問題であるというインスピレーション、直感が大事」と言うことを言っていました。

センスなのでどのように身につけるという定型的な方法はなく、学び続けて直観を磨くと言うことに尽きるのかなと思います。

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