〜手相を見せっこ〜64年前の日記
昭和32年 12月20日 木曜日 晴れ
あたたかいこたつの中でかん字の練習をしていると、洋ちゃんがお兄ちゃんと手のひらの線のことを話し合い始めました。
ぼくもつられてお母さんの手を見ると、ぼくより早くお母さんはんびっくりしたような顔つきで「あら、私の手相とまるっきり同じだわ」といいました。
洋ちゃんは自分の手相を見ながら
「一番上のが *しょうせん ,次が地平線、下がじょうばん線だ」とじょうだんでいったので、くすくすわらいました。
又みんなで見せっこすると、ぼくの手が一番かさかさしているのでお湯であらいました。
*しょうせん(省線):当時の国鉄は運輸省が管理していたので省線と呼ばれました。
❏ 明日21日〜23日はお休みいたします。24日にお目にかかります。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?