ichikawa-no-grandpa

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最近の記事

〜いよいよ日記の最終回〜64年前夏休み

昭和33年8月23日 昨日もとのぶちゃんとよしまさちゃん(健坊)がウチに泊まったので、 午前中は(皆と)一緒に勉強しました。 午後からは退屈になったので、みんなは漫画を読み始めました。 僕は碁石の箱を見つけました。 もとのぶちゃんと碁石をやると、もとのぶちゃんは五目並べは苦手らしく 僕は13勝5敗の成績でした。 ============================================ 4年ぶりに帰省していた孫が今夕、山口に向けて娘と帰って行きました。

    • 〜お泊りごっこ〜64年前の夏休み日記

      昭和33年8月22日 きのうもとのぶちゃんちに泊まったので、今日はゆっくり遊べます。 勉強が終わると、柿の木につるしてあるブランコで遊びました。 漕ぐたんび(度)に木が揺れて今にも折れそうです。 それから、よしまさちゃんともとのぶちゃんは僕の家に来て 泊まりました。 =============== 孫と連日の映画鑑賞。今日は「ジュラシック・ワールド」です。 従来のシリーズ作品に加え、MIの如く迫力満点、3人はポップコーンを 口に入れ忘れ、目をまん丸くしたままスクリーンに

      • 〜プールには寒し!〜64年前の夏休み

        昭和33年8月21日 僕は*もとのぶちゃんの家へ遊びに行きました。 ちょうど、*よしまさちゃんがプールに行くところだったので、 おばさんといっしょにプールに行きました。 ちょうどこの日は空一面に灰色の雲が群がっていました。 よしまさちゃんはブルブル震えながら泳いでいました。 *もとのぶちゃんとよしまさちゃん :市川市中山の伊藤家の息子達。 僕の従兄弟です。元信ちゃんは僕より一歳年上、弟の義政ちゃん(後に健次と改名)は五つ年下です。(前出) ==== 山口から4年ぶりに

        • 〜自動車の往来が僅かだったから〜  64年前の夏休み日記

          昭和33年8月20日 「一分〜〜!」とうとう小出君の自転車が見えて来ました。 「一分一秒、二秒!」と時計をしんけんに見ながら言っています。 「一分八秒、一分八秒だよ!」 これは裏の道を一人で(自転車を漕いで)速く回ってくる競技です。 小出君は見た通り一分八秒。 僕も一分八秒、かっちゃんは50秒!というすごい記録。 次の小出君は一分九秒、僕は一分五秒、と上がったり下がったり。 かっちゃんは無理して、曲がり角をブレーキをかけないで曲がったので、 石のためにスリップしてきれい

          〜日課の水撒き〜64年前の夏休み日記

          昭和33年8月19日 ザザザー!もう夕暮れ。 お母さんに頼まれて庭に水撒きです。 毎日30℃以上の気温で、いつも水を撒いていますが、 強い日差しのためにすっかり乾ききっています。 水を撒くと * 草や木は嬉しそうです。 落ちた水がはね返り、小さい水玉のため虹ができました 赤、青、黄色。 *草木は嬉しそう : 勢いよく飛び出すしぶきを全身に浴びて、草花は 体を前後左右に揺らして喜びを表します。 玄関先や門の前に桶の水を杓子で掬って撒く”打ち水”は夏の日本の風物詩。最近は

          〜日課の水撒き〜64年前の夏休み日記

          〜バスガール!〜64年前の夏休み日記

          昭和33年8月18日 「こうちゃん〜」と、いごちゃんの声がしました。 待ってました、とかけだして門をでました。 ぶぶぶーっ!いきなりバスがきました。 二人はあわてて、かけだしたので、あぶなくセーフ。 乗ったのはいいんですけど、午前八時頃なので (バスは )ラッシュアワー で満員です。 「出口で止まらず奥へ願いまーす。発車オーライ!」 バスガールの声と同時にブッブッー!とけたたましい 音を出して走り出します。 人の足を踏んだり踏まれたり、辛いもんですね。 ======

          〜バスガール!〜64年前の夏休み日記

          〜不便な自転車〜64年前の夏休み日記

          昭和33年8月17日 ヨイショ!よいしょ!僕の自転車はこしかけが低くなったり、 高くなったりするので、思いいっきり一番高い所にしました。 すわってこぐと、”おけつ”をふりふり。 立ってこぐと、おしりががあたってずいぶん不便です。 今度は椅子を取ってしまいました。 これもだめです。 座ることができないのでずいぶんくたびれます。

          〜不便な自転車〜64年前の夏休み日記

          〜叙情的日記か?〜64年前の夏休み

          昭和33年8月16日 なんとなく面白くないので僕の自転車で散歩しました。 広いほそう道路に出ると西日のためにまぶしくなりました。 空には所々に雲があり、いいお天気でした。 この自転車は車輪が小さいので速く走れません。 自転車は気持ちのよい風を受けて、八方橋の方へ進んでいきます。 ================== 今日は大谷が初回HRを打たれたときに始まり大阪桐蔭高が猛攻で勝利間違いナシの夕方まで「槇の枝葉」をチョッキンチョッキン剪定していました。 36℃超の日中に、

          〜叙情的日記か?〜64年前の夏休み

          〜楽しい日も終わり〜64年前の夏休み

          昭和33年8月15日 「ねえー泳ごうよー!平気だよ、このくらいの天気 ちっとも寒くないよ」 きょうはあいにくどんよりと曇っていて黒い雲が空一面をおおっています。 僕達が言ったので、お母さんたちもやっとしょうちしました。 海岸に着き、思い切って入るとピリピリとしてしまいました。 寒くてふるえてしまうので、すぐ帰りました。 きょうで終わりだと思うとがっかりしてしまいました。 ================= 最近、我が家の真上を自衛隊機が頻繁に飛来します。 南東の方向か

          〜楽しい日も終わり〜64年前の夏休み

          〜恐怖体験〜64年前の夏休み日記

          昭和33年8月14日 きょうは海水浴第二日目。 きょうはあまりよいお天気ではありませんが、 午前中 葉山の海岸へ泳ぎに行きました。 むこうにつくと すぐ泳ぎましたが岩だらけで、ぼくとゆきちゃんときょう子ちゃんはケガをしてしまいました。 きよしちゃんは平気でした。 ぼくはまたもや、海の中に入りました。 じゃぼーん、高いしぶきをあげて泳ぎました。 だんだんと苦しくなりフゥヮーと(水面に)出てしまいました。 ===================== この日お母さん方と子供達で

          〜恐怖体験〜64年前の夏休み日記

          〜逗子海岸で海水浴〜64年前の夏休み日記

          昭和33年8月13日 キャー!ジャボン!大波小波が続いて来ます。 「いい、お天気だわ〜」 「大当たりね!」 さてここは、逗子海岸。海水浴の第一日目です。 ちょうど上げ潮だったので大きな波がたくさん来ました。 ぼくは泳ぎながら息ができないので、あまり泳げません。 ぼくはお母さんの所からいっしょうけんめい泳ぎました。 でもお母さんの所から四メートルくらいしかはなれていませんでした。 ================== 母には学生時代からの仲良しグループがありました。

          〜逗子海岸で海水浴〜64年前の夏休み日記

          〜自転車の現状回復〜64年前の夏休み

          昭和33年8月12日 「晃ちゃん!」と誰かが呼ぶので門を開けてみると、 そこにはしろ坊が自転車にまたがっています。 「自転車でどっか行かないか?」と言われたので、 「お兄ちゃんが自転車乗っていっちゃったもん」と言うと 「そうか ~」とがっかりしたような顔つきでした。 僕はいきなり「* 小さい自転車を直そうかな」と言ってしまいました。 物置からやっと(その自転車を)出して掃除し直しにかかりましたが、 後ろ (の車輪) だけが直らないので、* ふじ森さんの家に持っていって

          〜自転車の現状回復〜64年前の夏休み

          〜貝塚へ、いざ探検!〜64年前の夏休み日記

          昭和33年8月11日 ♬チリリンチリチリリン〜 自転車のベルが広く青い空にこだまします。 僕はかっちゃん、みっちゃん、しろぼう、小出君と貝塚に行くことになりました。 僕の考えていたよりも、かなり遠いようです。 「ここだよ」とかっちゃんに言われて見ると、そこはなんと畑です。 麦、長ネギ、ナシ、トマト、じゃがいも畑です。 歩いて行くと、かっちゃんが小さいつぼのかけらを見つけました。 ぼくは20コ位取りました。 ============== 古代に生きた人が捨てた貝殻などが積

          〜貝塚へ、いざ探検!〜64年前の夏休み日記

          ~負けるときもある~64年前の夏休み日記

          昭和33年8月10日 何かやっていないかと僕は門を出ました。 やってる、やってる、入れてもらおうとした時、かっちゃんが 「おうっ!」と敬礼のマネをしました。 こうして二人は(野球の仲間に)入れてもらいました。 試合開始の前に、僕達のメンバーはピッチャー小出君、セカンド・ファースト・サードは僕、外野全部アー坊。 敵方はしろ坊がピッチャー、かっちゃん内野全部、みっちゃんが外野です。 この試合は四回戦、一回~二回~三回と得点なしです。 四回表、僕達は三者凡退でチェンジ、その裏

          ~負けるときもある~64年前の夏休み日記

          〜一人高校野球〜64年前の夏休み日記

          昭和33年8月9日 僕は退屈の時、一人で野球をします。 縁側にある"靴脱ぎ石"(石段)にゴムまりをぶつけて(跳ね返りを)とります。 点を書く黒板(スコアボード)を作って備えました。 今日の試合は全国高校野球の東京代表の試合で明治高校と早実の試合です。 一回の表、明高は三者凡退に倒れ、早実はその裏、一つのフォアボールと ヒットで、ワンアウト1、3塁と早実早くもチャンス! 僕は一人で(実況中継さながら)言いながら靴脱ぎ石めがけて投げました。 丁度、(石段の)下の直角の所に当

          〜一人高校野球〜64年前の夏休み日記

          ~サヨナラホームラン!実況放送~64年前の夏休み日記

          昭和33年8月8日 リリリン、門を開けて外へ出ると、西日のお陰で目がくらみました。 横丁で小出君達が野球をやっています。 野球と言ったって小さい子相手ですから、庭球です。「僕も入れて」と言うと小出君が「僕達の組でキャッチャーやって」と言ったので、口答えしないでバッターの後ろに座りました。 では両チームのメンバーを紹介しましょう。 僕達は、小出君がピッチャーとセンター、僕はやはりピッチャーとセンターを代わりばんこにやっています。 敵は、ひろ坊がピッチャー、あー坊がセカンド、

          ~サヨナラホームラン!実況放送~64年前の夏休み日記