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〜危うい竹スキー〜64年前の日記
昭和32年 12月12日 水曜日 晴れ
うわぁ~ぃ! しょう面しょうとつ! ことび?学校のうら山で、もうもう
竹スキーの大はやり、二十人くらい集まり、ぶつかったり、ころんだり、もうもう大変です。
「よし、もうじゃじゃ馬だ!」とかいったりして、わざとぶつかったりして、見るだけでもこわくなります。
とちゅうで五センチメートルくらいの深さのあながあり、そこに落ちると
足のつまさきをけがしたり、ぼくも一回足がその中に落っこちて、へんな足になってすこし歩けませんでした。
橋谷君も村上正彦君もいっしょうけんめいです。
山下君が出発しました。きもちよさそうに走っています。
毛がぐしゃぐしゃになり、空中に浮きかがっています。
横の道から田島君が走ってきました。
ビシャ!竹スキーがしょうとつしました。
すこし動きませんでしたが、すぐ起き上がり又上へ上っていきました。