〜床屋は痛い〜64年前の日記
昭和33年 1月23日 水曜日 晴れ
前の子が終わると、今度は僕です。
母が「床やへ行ってらっしゃい!」としかったのでしかたなしに、
ホッピングに乗ってきたのです。
大きなふわふわのいすにすわると、おじさんは一番さいしょに手ぬぐいを首にまきました。次は大きなきれです。
あまり強くゆわい(結い)たので、少し苦しい気持ちでしたが、がまんしました。台にかけてあった電気でやるバリカンをとり、カチッとスイッチを入れました。
ガーとうなったバリカンを首の所につけました。
パラパラ短い毛がたくさん落ちました。
急にチクリといたくなりました。足の方までチーンといたみました。
これはちゅうしゃよりちょっといいというくらいです。
きれいに なったでしょう。(石橋先生)