〜日溜まりにて〜64年前の日記
昭和33年 2月1日 金曜日 くもり
僕の家で南きょく地図を書いていると、いままでお母さんと話しあっていた島根さんのおばさんが「さて、うまくいったかな?」とこたつから、立ちながら言いました。
お母さんもいっしょにきました。
「あら、うまくいったじゃない」と島根さんのおばさんがいったので、
ぼくはふざけて「そうだよ、天才だもの」とわらいながらいうと、僕の横にいた住岡君は目を細くして「こうーちゃん」といいました。
こたつにのこっていたお兄ちゃんが「おせいじだよ」とニコニコしながら言いました。
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この日記の情景はわかりにくいので補足説明すると、
4組の住岡君がうちに遊びに来て、南側の廊下で紙に南極の地図を書いています。母の茶飲み友達の島根さんのおばさんが傍に来てお世辞言いました。私が調子に乗って冗句を言うと、住岡くんが笑って軽く制します。
兄貴が意味なく駄目押しをします。
まぁ、こんな感じです。
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