〜雨乞い〜６４年前の日記

昭和３３年　　１月２９日　　火曜日　晴れのちくもり

夕方、自分の机の前に立っているとお兄ちゃんたちがあまり喜びもしないで
「お母さん、雨がふってきたよ」といいました。

おかあさんは「晃ちゃん、運動靴、台所の所においておきなさい」とおっしゃったので、ぼくは足置きの下に入れてしまおうと、いたのま(板の間)に出て外を見ると空ははいいろ(灰色)。
見るだけでも気持ちがわるいほどでした。

でもよーく見ても雨らしいものは落ちてきません。
ぼくはくつを入れながらおもいっきり雨がふってくれないかなあ、と思いました。

　本当に　たくさん　雨が　降ってくれるといいですね。（石橋先生）