〜又、立たされるぞ!〜64年前の日記

昭和33年  1月14日  月曜日  晴れのちくもり

* サイレンがなったので、みんな急いで教室に向かいました。
その時ぼくの横にいた宮部君が「あれっ、何だいあれ?!」といったので、
耳をすませるとジャンジャンジャンとはんしょう * の音が聞こえました。

ちょっとふりむくと、みんなはかたまって坂の上で見ています。
宮部君たちはいきなり走っていきましたが、ぼくは先生に又 (教室の) 後ろに
立たされるといけないので、さっさと教室に急ぎました。


* はんしょう (半鐘):ちいさなつり鐘、火の見やぐらにつるしてあり
火事の時にたたいて鳴らし火事を知らせた。

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当時は学校の授業開始はチャイムではなくてサイレンで知らせた。
「ウーウーウー!」というあの音が空襲警報音だったんじゃないかな。
火事は半鐘で知らせた。
纏(マトイ)こそかざしていないが、消防士が乗った消防自動車もサイレン音を
鳴らしながら走った。(現在も同じかな? )
担任の石橋先生は優しい先生だが、体育系の教師なので罰は厳しかった。
立たされる罰は2段階、軽い処罰は"教室の後ろ"、重い処罰は"廊下"に立たされた。(笑い)=========

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