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〜泥縄の焼き芋〜64年前の日記

昭和32年  12月16日  日曜日 晴れ

今まで竹や板を集めてなにか立てていた洋ちゃんが急に紙に火をつけ、竹や板につけはなしました。
まっかにそまった火がゴーっと(音を)たてながらもえました。
パチパチパーン!すごい音がして真っ黒になったこまかい紙が飛び散りました。

「早く、早く、おいも(お芋)買ってこい」と* 洋ちゃんはどなりました。
「お金は!お金はよっ!」と(僕も)しゃくにさわってどなりました。

へんな顔をしながら「お母さんにもらえよ」といったのですぐ走りだしました。
その後おいしいやきいもができあがりました。

* 洋ちゃん:私の兄貴(3人兄弟の次男)。

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事が起こってから対策を考える、喉元過ぎれば熱さを忘れる、まさに我家の日常です。(笑)     でもね、焚き火で焼いて手の平でアッツッツと転がしながら食べるお芋は、本当においしかった。 ================

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