〜おまえ、泣いたろ!?〜64年前の日記
5月7日 月曜日 天気 晴れのちくもり
ぼくが本を読んでいると、おかあさんが「目ぐすりをさしましょう」といったので本をはなして横になりました。
おかあさんがゴムのふたをあけて、目いしゃでするようにおや指と人さし指でぼくのまぶたをおあけになりました * 。
目ぐすりが目にはいった時はいたくはありませんでしたが、もう一かい入れるとビーッとしみました。
おかあさんが行った時、目をぎゅうっとしめました。
そして、やっとかわいたらしく、みんな見えるようになりました。
目ぐすりをさすのはいいのですが、さしてから目ぐすりがなみだみたくながれるので近所の子が「おまえないたろ!」というときもあるのでやになってしまいます。
* 「おあけになりました」
:動詞「開ける」の尊敬語「お〜になる」+丁寧語「〜ます」の表現。
なのだけど、学校で習ったから早速日記で使ったのだろうか?
自分でもこの過度に不自然な敬語の理由は分からない。
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母に膝枕で目薬をさして貰うのは、耳掃除をして貰うことに次ぐとても
気持ちよいことでした。目薬を涙に見間違いられて友達から誂われようが
じっと我慢をしなくちゃ。(笑) 膝枕か〜、母のみにしか膝枕をさせてもらった記憶がありません。男子にとって永遠の夢見心地だけに忘れられない。
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