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明日の雨より今日の青空を楽しみたい

少し前に電車の車内広告で見かけてから、ずっと気になっていた「最後はなぜかうまくいくイタリア人」を読みました。

サクッと楽しく読めて、疲れ気味な人におすすめな本🍵

1. 仕事は「労働」ではなく「人生」

仕事だけが人生ではないけれど、仕事も人生の一部。できたらやっぱり楽しみたい。

全体像が見えないと意欲がわかないのは、とても共感。

「仕事の時間」と「私の時間」が幸せに溶け合っていたのだ。オフの時間に本来の自分を取り戻す必要がない。

完全に疎外された労働は苦役に陥りやすい。「公」と「私」が、「仕事の時間」と「私の時間」がうまく溶け合った労働は、生きがいを生みやすい。

分業が進むと作業に全体像が見えなくなることも、イタリア人の労働意欲を下げる。いま自分が行なっている作業が、全体にとってどのような意味があるかが見えないと、意欲がわかないのである。

2. 「いま」を大切にする

先のことを考えるのはとても大事だけれど、未来を見過ぎて今を蔑ろにしてしまうと本末転倒。

「いまここを大切にする」というのは、禅の考え方と同じですね🌿

目の前のことに丁寧に向き合って生きていきたいなと、改めて感じました。

目の前の課題が終わってから「さあ次は何をするんだったかな」モードに入る。先の段取りをするよりもいまのことを考える。

これはある意味、目の前のことに100%集中できる能力が高いということでもある。まずいま、何よりもいまが大切なのである。

3. ダメもとで気楽にトライ

挑戦のハードルは常に低めでいたいし、まずはやってみる軽やかさを持ち続けたい🕊️

気楽に頼まれたほうが、言われた方も断りやすいというのはすごくある。自分にも相手にも寛容でいたいです。

イタリア人は、とにかくなんでもダメもとで果敢にトライする。相手に失礼だとか、恥をかくかもしれないといった心配は、あまりしない。

もちろんこれを断っても、相手は別に腹を立てることもない。ダメもとでトライしているのだから。「別に断られたとしても、失うものは何もないから」。だから、立ち直りも早いし、またすぐに次の挑戦をしている。

イタリア人は時間にルーズだが、他人がルーズであることにも寛容なのだ。自分の都合のいいように物事をフレキシブルに考える癖があるが、他人がそうすることにも理解がある。

4. 寄り道こそが人生

目標を立ててそこに向かっていくのが好きなタイプなので、そうなるとやっぱり最短距離で行きたいと思ってしまうけれど、過程を楽しむ気持ちを忘れずにいたいです。

夢を叶えるために歩き続けることと、時には立ち止まって周りの景色を楽しむこと。その両方をバランスよく持ち続けたいです🌷

最終目的はあくまで最初の一歩を踏み出す方向を示してくれる北極星のようなもので、醍醐味はその過程、寄り道にあるのである。

5. 好きか嫌いかを重視

好きか嫌いか、ワクワクするかしないか。大人になるにつれて直感って侮れないなと感じます。

ついついメリデメとか合理的に考えがちだけれど、もっとシンプルでいいのかもなと思います。

合理的説明と同じくらい、直感的審美眼が重視されるのである。

まとめ:面白くなければ人生じゃない

考えすぎて疲れてしまうときは、イタリア人的なマインドを思い出したいです。

自分にも周りにも寛容でいたいし、軽やかで楽観的でいたい🕊️

短所は直さない、長所は大事にする

合理的だが、退屈な人生よりも、訳がわからなくても驚きに満ちた刺激的な人生がいいと思うなら、イタリアはおすすめだ。

ヴェローナのアレーナの屋外オペラ、ローマのカラカラ屋上の屋外オペラ、数々の屋外コンサート、屋外のパーティーなどすべて「まず雨は降らないでしょう」といった、かなり楽観的な予想に基づいて準備される。

日本とは全然違うイタリアに「羨ましいな」と思ったり、「これは私には無理だな」と思ったり。

日本にもイタリアにも、どちらも良い面も悪い面もある。この一文にすべてが集約されているなと感じました。

すべてのことに光と影があるもので、そのどちらか一面だけを見て、褒めたり、貶したりすることは意味がなく、深いところにあるものを理解することが大切だと私は思う。

ちなみに私は大学生のときにイタリアとスペインに旅行に行き、しっかりスリにiPhoneを盗られて帰国しました🫡

それでも美しい街並みや美味しい食事は本当に素敵で、またいつか行きたいなと思います🇮🇹

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