夜の公園に行くとき
夜、家で一人で考えことをしていると危なくなるときがあるから、そういうときは好きな音楽を聴きながら、公園に散歩しに行くようにしている。
23時くらいでも、案外ベンチに座ってる人いるよね。
あの人たちは、何を考えて公園に来てるのかな。
何か悩みがあるのかな、とか勝手に想像する。
人生に疲れている人たちなのかな?
ベンチに座っていた人が立ち上がって公園から出ていくのを見るとき、少し寂しさを感じる。
明日を迎えるために、あの人は家に戻ったんだな、と。
ぼくはこの場にずっと居てもいいのに。
夜の公園は逃避の手段、アルコールみたいなものだと思う。
入るときは気持ちいいけど、抜けるときは少し悲しい。
その抜けるときの悲しさが上がっていったら、公園にさえ行けなくなるのではないかと怖くなることがある。
でも、その少しの気持ちよさでもいい。
人が少しいて、自然があるだけでいい。
少なくともいまは、そう思っている。