翻訳✖︎プログラミングの道に進んだワケ(3)

前回までのあらすじ
「マクロってすげー」

今回のあらすじ
「マクロって(T_T)」

マクロ、始めました

私も昔はBASICでゲームを作ろうとしたこともある身。

Gotoだらけの処理を書いていたことを覚えています。

用語一括置換マクロに触発されて、マクロ(VBA)の勉強を始めてみたのですが……

なかなか思うように進みませんでした。

まず、世に出ている書籍はほとんどがExcelのもの。
Wordに対してどうこう、という本はほとんどありません。

ExcelからWordの処理をするには「マクロの記録」は役に立ちません。

そして処理の内容も財務とか総務とかの帳票計算や事務管理ばかり。

それはインターネットも同様で、文字列の取り扱いをメインにしたものはなかなか見つかりませんし、
見つかってもVBAがそれなりに書ける人向けのものだったりして……

マクロ、挫折しました

VBAって、敷居が低いようで高いですよね……

処理したい対象がWordやExcelの画面で見えているのは分かりやすい点ですが、
その分、セルの内容を取得するのに ThisWorkbook.Range("A1").text のように、
既成のオブジェクト構造をある程度理解する必要があります。

それに継ぎ接ぎだらけだからtextFrame と textFrame2がある、とか、
ThisWorkbookかActiveWorkbookか、どっちなんだよ!とか
Setを使うのと使わないのは何が違うんだよ!とか
MSの機械翻訳読めない!とか

もう諦めてしまいました。

Javaも無理でした

次に何を思ったか、Javaに手を出しました。

しかし、最初の最初、Public Static Void Main のおまじないが覚えられず、
一瞬で終わりました。

プログラミング……難しい。

それからもWordPressを使ってみようとPHPをやってみたりしましたが……

身に付きませんでした。

Pythonに出逢う

時は流れて2016年。

Alpha Goが韓国の囲碁棋士イ・セドル氏を下したとのニュースが駆け巡り、
それと一緒にAlpha GoはPythonで書かれている、
Pythonは初心者が勉強しやすい言語だ、
という記事を目にしました。

これは!

と思い立ち、図書館で入門書を借りてPythonをインストール。

そしてやってみましたよ。

print("Hello, World")

なんと、おまじないがいらないんです。

PublicもStaticもVoidもいらない。

コンパイルもいらない。

”Hello, Python”とすれば、もう実行結果は変わってくる。

ここまで来てやっと、
プログラミングへの理解を深めるための最初のステップが踏めました。

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