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ソ・ヒジョン”二十五、二十一”へ続く心(シーン)スティールな活躍

繊細な演技力と魅力あるキャラクター消化力で様々な役柄を演じ、千の顔を誇る俳優ソ・ヒジョン。tvNの新しい土日ドラマ「二十五、二十一」で視聴者の心を奪う活躍を続けている。 俳優のソ・ヒジョンは作品ごとに劇の没入度を高める熱演を繰り広げ、優れた存在感を見せてきた。 時代劇、コミック、スリラー、家族ドラマなどジャンルを問わず「生きた」キャラクターを作り出し、感情移入を導いた。 ソ・ヒジョンは最近放送を終えたJTBCドラマ「一人だけ」でルー・ゲーリック病(筋萎縮性側索硬化症(AL

    • 「一人だけ」アン・ウンジン 「たくさん泣いて苦しんだけれど、自分自身が慰められた」放送終了の感想

      俳優アン·ウンジン、キム·ギョンナム、カン·イェウォン、パク·スヨンがドラマの最終回放送を控えて放送終了の感想を述べた。  ピョ・インスク(アン・ウンジン)、ミン・ウチョン(キム・ギョンナム)、カン・セヨン(カン・イェウォン)、ソン・ミド(パク・スヨン)は2月8日に放送されるJTBCのドラマ『一人だけ』で、死を通じて真の人生の意味を考察した。  彼らの熱演は毎週月曜日と火曜日の夜を深い余韻に染めながら、長く見たいと思わせる人生ドラマを作った。最後のストーリーだけを残してい

      • “一人だけ”2話を残しての観賞ポイント

        JTBC月火ドラマ「一人だけ」(脚本:ムン・ジョンミン/演出:オ·ヒョンジョン/制作キーイースト&JTBCスタジオ)が放送終了まで2回のみを残している。 公開手配されたピョ・インスク(アン·ウンジン)とミン・ウチョン(キム·ギョンナム)が結局警察に連行され最終話に向かって走る中、注目すべき観賞ポイント3つを探ってみた。 ジピョ(ハン·ギュウォン)の動画を見たミド(パク·スヨン) 望んでいた財閥3世ク・ジピョ(ハン・ギュウォン)のプロポーズを受けたソン・ミド(パク・スヨン)

        • 最終回:D-DAYインスク(アン·ウンジン)、セヨン(カン·イェウォン)、ミド(パク·スヨン)「緑色光線(グリーンフラッシュ)を見よう」

          『一人だけ』 インスク、セヨン、ミドは天国の色を象徴する真の緑色、”グリーンフラッシュ“を見ることができるだろうか。 JTBCの月火ドラマ”一人だけ”は今日(8日)午後10時に15回・16話(最終回)が連続放送される。 ピョ·インスク、カン·セヨン、ソン·ミドは、ホスピス「朝の光」で、”緑色光線“という部屋を一緒に使っているルームメイトだ。 年齢も性格も生きてきた環境も、どれ一つとして共通点のなかった彼女たちはいつの間にか一つになっていた。“緑色光線’sの”ウォーマンス

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        • ザ キング-永遠の君主- 原作小説 / 翻訳
          47本

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          死を目前にして出会った3人の女性#アン・ウンジン#カン・イェウォン#パク・スヨン

          3人の女性が一緒に笑い出したその瞬間を捉えた! #一人だけ 2022.01.04 “喜んで一緒に逃げられる”アン·ウンジン Q. 「伝説の韓芸総(韓国芸術総合学校) 10学番」ですね。 A.  (キム)ゴウンや(パク)ソダムのように、先に活躍していた友人たちの中に私も少しだけ仲間入りできたようです(笑)。同じ分野で働く身近な人がいるというのはありがたいことですし、幼い頃一緒に過ごした友達なので率直に気持ちを打ち明けることもできます。仕事においては先輩たちなので、「もともと

          死を目前にして出会った3人の女性#アン・ウンジン#カン・イェウォン#パク・スヨン

          JTBCが放棄したドラマ、0%視聴率は「一人だけ」の責任だろうか 2022.01.24. テ・ユナ記者

          「一人だけ」のウェルメイド好評にもかかわらず、視聴率0%台の深夜編成に再放送もほとんどなくJTBC編成戦略失敗? そっぽを向かれた水準 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「一人だけ」JTBC編成の犠牲者? ウェルメイド(※)好評にも視聴率0%台 ※ウェルメイド…出来や構成が良いという意味 JTBCの編成戦略は「甘呑苦吐(利己主義的態度)」、甘ければ飲み込み苦ければ吐き出すのだろうか。 視聴率が低迷しているドラマには手をこまねいて、売れっ子芸能番組だけを無限に再生

          JTBCが放棄したドラマ、0%視聴率は「一人だけ」の責任だろうか 2022.01.24. テ・ユナ記者

          一生読んでもすべては分からない詩 / ナ・テジュ(詩人)

          < キム・ソウォルという名 > 金 素月 (キム・ソウォル) その名を呼ぶと何よりもまず物寂しい気持ちになる。 拳を突き上げるような感興(興味)が心の底から湧いてくる。 極めて原始的で根源的な心情だ。 それこそ山岳に背負われてやってくるような心であり、流れる川の水に抱かれてやって来るかのような心でもある。 私だけがそうなのか。 私の詩の門出となった詩人。 しかし、まだ克服できない詩人。 いや、これからも永遠に克服できない詩人… 韓国のハングル詩文学史にキム・ソウォルの

          一生読んでもすべては分からない詩 / ナ・テジュ(詩人)

          ザキング 永遠の君主 43.「私たちを選んだ運命」

          そして1994年… あの“謀反の夜”から時間は再び流れ始めた。 イ・リムが大韓民国に現われなかったことでイ・ソンジェもイ・ジフンも死なずに済んだ。 ソンジェの弟でありジフンの父でもあるジョンヘの夫は亡くなったが、家族が悲劇に突き進むことはなかった。 ジョンヘはソンジェを療養院に入れ、ジフンは伯父のソンジェの元をよく訪れた。 大韓帝国のヒョンミン…つまりシンジェは死を決意したソニョンとまたも橋の上へあがったが、イ・リムではない別の人物によって命を救われた。 運命のように橋を通

          ザキング 永遠の君主 43.「私たちを選んだ運命」

          ザキング 永遠の君主 42.「燦然と輝く記憶だけが」

          大韓民国のイ・リムの竹林にも幢竿支柱が姿を現した。 手錠をかけられたリムの手には息笛が握られていた。 テウルはリムの背中に銃口を当て、一歩ずつ扉に近づいて行った。 最後に後ろを振り返ったテウルは、生まれ育った世界を目に焼き付けた。 見えるのは暗闇の中で風に揺れる竹ばかりだったが、テウルは戻れないこの場所を記憶に留めておきたかった。 そしてついに… テウルはリムにのみ開かれる次元の扉の中へリムと共に足を踏み入れた。 扉の中に広がっていたのは異様な光景だった。 住む世界が入れ替

          ザキング 永遠の君主 42.「燦然と輝く記憶だけが」

          ザキング 永遠の君主 41.「美しい公式」

          ロサンゼルスにいたセジンが交通事故で死亡した。 均衡を取り戻そうとするゴンにイ・リムが送った地獄だった。  ゴンはまたしてもあの謀反の夜のように首が締め付けられる苦痛に襲われた。 そして息笛を狙ったソリョンのもとにも…地獄の火の手が上がっていた。 ー 事故を起こした加害者はホギョン製薬創業者の孫娘であるパク・ジヨン氏で、パク氏は現在「臨月」とあり衝撃が走っています。 ニュースを見ていたソリョンはあまりの衝撃にタブレットPCを落とした。  カルグクス店で最後に会ったジヨンの

          ザキング 永遠の君主 41.「美しい公式」

          ザキング 永遠の君主 40.「永遠と無量」

          暗くじめじめとしたトンネルの中、ソリョンは苛立ちながら辺りを見回してイ・リムを待っていた。 程なくして、傘を手にしたリムが暗闇の奥から姿を現した。 「 人をこんな所に呼び出すなら先に来て待っているのが礼儀では? 」 「 てっきり落ち込んでいるものと思っていたが…杞憂だったか。皇后の夢は水の泡と消え、総理職まで停止とは。これでもう” 高い所 ”には近づくことも出来なくなったな。」 最後まで高飛車なソリョンをリムはあざ笑った。  ソリョンはリムの手に握られた傘をちらりと見下

          ザキング 永遠の君主 40.「永遠と無量」

          ザキング 永遠の君主 39.「全宇宙の扉を」

          ちょうどテウルに電話をかけようとしていたウンソプは、テコンドー道場前の庭に入ってきたテウルの姿を見つけて大慌てで駆け寄った。 さっきまでナリのカフェにイ・リムが来ていたのだ。 大韓帝国ではっきりと目にした、あのイ・リムだった。  リムはまるでウンソプが自分に気づくのを待っていたかのように伝言を頼んできた。 「 甥にぜひ伝えてくれないか?どこに隠れているか知らないが、母親の命日には必ず戻ってこいと。私は彼女の追悼ミサに参加する予定だ。もし現われなければ…私は再び君のその友人に

          ザキング 永遠の君主 39.「全宇宙の扉を」

          ザキング 永遠の君主 38.「時間に疲れないように」

          皇室を盗聴し、逆賊の残党を探そうとした罪でソリョンは窮地に追い込まれていた。 行く先々に記者が待ち伏せ、地元では母親が顔も上げられないほどソリョンは帝国民に後ろ指を差されていた。 名誉は地に堕ちた。 望んだものは権力であり名誉ではなかったが、だからといって腹が立たないわけもない。 自分を底辺まで追いやった皇帝への愛憎は凄まじく、ソリョンは喜んで彼を倒すつもりだった。 プヨン君の長子、イ・スンホンに会いに来たのもそのためだった。 約束した寺に到着すると、スンホンは顎をし

          ザキング 永遠の君主 38.「時間に疲れないように」

          ザキング 永遠の君主 37.「君に向かっている」

          突如起きた大規模事件によって強力3チームの事務所内は騒然としていた。 刑事たちが机を取り囲む中で、パクチーム長は書類を渡しながら尋ねた。 「 冷凍庫から出てきた死体は何人だ?」 「 ク・ウナの他6人です。遺体の大部分は失踪届が出されていた行方不明者でした。」 「 療養院の院長は何と言ってる…? 」 「 陳述書を見れば分かると思いますが、ずっとおかしなことばかり言っています。 自分はあの人じゃないだとか…別の世界から来たとか… 」 パクチーム長の質問にチャンミとシ

          ザキング 永遠の君主 37.「君に向かっている」

          ザキング 永遠の君主 36.「再び、あの夜へ」

          笛の音を聞いて走り出したのはゴンだけではなかった。 イ・リムにも空虚な笛の音が聞こえた。 自分の竹林に向かって走りながら、イ・リムは初めて笛の音を聞いた日を思い出した。 あの日、幼いゴンを助けに来た黒ずくめの男。 イ・リムは今になってようやく気付いた。 その男が現在のゴンに似ているということを… 幼いゴンを助けたのは、未来のゴンだった。 どうやって…どうやって未来からあの場にたどり着けたのか。 リムは厳しい形相で幢竿支柱へと向かった。 ゴンは真っ直ぐそびえた

          ザキング 永遠の君主 36.「再び、あの夜へ」

          ザキング 永遠の君主 35.「想思花の花言葉」

          シンジェとテウルはク・ウナの住所に登録されていたアパートを訪れた。 テウルにとってルナを探すことは最優先事項ではなかった。 ルナが狙っているのはテウルなのだから、どうせ自分から会いに来るはずだと考えた。 通路になっているアパートのドアの前で、テウルは何度もチャイムを鳴らした。 しかし内側から返ってくる反応はなく、ベルの音だけが空しく響いた。 ソリョンが大韓民国に来たのなら、間違いなくク・ウナの身に何かが起こったはずだ。 不吉な予感しかしなかった。 テウルはク・ウナの名前を呼

          ザキング 永遠の君主 35.「想思花の花言葉」