ロッキーシリーズの最後を見届けた
当時は二本立ての映画館。
アランドロンがカーリーヘアー姿で
こけた?映画「友よ静かに死ね」
それに併せて「ロッキー」が上映されていた。
ボクサーが夢に向かって挑むスポーツ映画だ。
俳優として無名だったシルベスター・スタローンの脚本、
主役のボクサーのロッキーを
誰でもない自分が演じることを条件として、出来があった作品だ。
カスカスのフィルム
少しも無駄なカットなんて撮れない。
エキストラだってどうやって集める?
そんな低予算、四苦八苦の中で作られたロッキー
胸が高鳴った。なんちゅう映画や!
すぐにサントラのレコードを買った。
女子がロッキーのテーマ曲で目覚めるってどうよ?
だけど、眠たい盛りのあの頃、
クラシックもいいが、目覚めのメロディに加えた。
やる気が漲った。
スタローンが演じるロッキーは
チャンピオンになっても、気弱なんだよね
のちの妻となる
タリアシャイア演じるエイドリアンは、内気だけど
いつだってロッキーを奮い立たせて支えてくれた。
目に見えない強さと愛があったね。
そして、精肉屋で働くエイドリアンの兄ポーリー
ロッキーの重くてボディに響くパンチは
サンドバック代わりに殴った冷凍庫の肉塊のおかげだよね
決して完璧じゃない三人の人間が、
一つの目標に向かって進む姿に勇気を貰えた。
信じあうことの素晴らしさよ。
BS12で、シリーズ一挙放映と知り、12月7日
見逃していたロッキー・ザ・ファイナルをやっと見ることが出来た。
ボクサーを引退したロッキーが、再び試合に臨むのだが、
一人息子は、有名な父を持つ
子供の不満をぶちまけながら
現役に戻ることは、迷惑で、恥ずかしいと非難する。
そこでロッキーは息子に愛を持って語るのだ。
人生ほど重いパンチはない
〜どんなに強く打ちのめされても
堪えて前に進み続けることだ、そうすれば勝てる
自分の価値を信じるのならパンチを恐れるな
他人を指して 自分の弱さをそいつのせいにするな〜
そう、人生はパンチだらけ。
打たれて打たれて、凹んでもパンチをくらっちゃう。
毎日くらって、
だけどくらっても前に進むしか無い、生きるしか無いんだよね
諦めたら試合終了だよ。
ロッキーは決して諦めない
ポスターにはNever give upの文字があったよ。