見出し画像

『もう迷わず“いま、ここ”を生きられる』の声も!300万部突破『嫌われる勇気』読者が選ぶ名言集を大公開

ダイヤモンド社の書籍の読者から頂戴した感想文から、あのベストセラーがどんな読まれ方をしているのか探ってみようという本企画。今回は、国内300万部を突破した大ベストセラー『嫌われる勇気』を取り上げます!(ダイヤモンド社書籍オンライン編集部)

『嫌われる勇気』
読者から届いた反響とは?

 ジークムント・フロイト、カール・グスタフ・ユングと並び「心理学の三大巨頭」と称されるアルフレッド・アドラー。彼の思想を凝縮した「アドラー心理学」の入門書として2013年末に刊行されたのが、今回取り上げる『嫌われる勇気』です。

 発売から10年以上を経た今もベストセラーとして読み継がれ、ついに国内300万部を突破しました。

◆関連記事
著者2人による『嫌われる勇気』の解説記事3部作はこちら!
>>【300万部突破ベストセラーの教え】なぜアドラー心理学は「トラウマ」を否定するのか?
>>【300万部突破ベストセラーの教え】アドラー心理学が説く衝撃の教え「課題の分離」とは何か?
>>【300万部突破ベストセラーの教え】アドラー心理学があなたに問う「人生最大の嘘」とは?

「人生を一変させる劇薬」とも言われるその内容は、多くの読者に衝撃を与え、対人関係や人生観に大きな影響を及ぼしています。そこで、まずは読者が『嫌われる勇気』を読んだ中で最もいいと感じたところ、心に残った言葉からご紹介したいと思います。

 書籍内のごく一部やワンフレーズですが、10年以上にわたって多くの読者の心を揺さぶり続けてきた理由の一端が、ここからだけでも十分伝わってくるはずです。

『嫌われる勇気』の中で
心に残った言葉とは?

「人生の意味は、あなたが自分自身に与えるものだ」(P.278)

(10代・男性)

「他者の評価を気にかけず、他者から嫌われることを怖れず、承認されないかもしれないというコストを支払わないかぎり、自分の生き方を貫くことはできない。つまり、自由になれないのです」(P.163)

(30代)

「幸福とは、貢献感である」(P.253)

(20代・女性)

「他者を信じるにあたって、いっさいの条件をつけない」(P.231)

(40代・男性)

「あなたがどんな刹那を送っていようと、たとえあなたを嫌う人がいようと、『他者に貢献するのだ』という導きの星さえ見失わなければ、迷うことはないし、なにをしてもいい。嫌われる人には嫌われ、自由に生きてかまわない」(P.280)

(10代・男性)

「自慢する人は、劣等感を感じている」(P.84)

(20代・男性)

「仕事の本質は、他者への貢献」(P.236)。長い目でみると、人への貢献はいずれ自分に戻ってくると思っているため。

(50代・男性)

「人生とは、いまこの瞬間をくるくるとダンスするように生きる、連続する刹那」(P.266)という文が心に残りました。

(20代・男性)

 それぞれの言葉の正確な意味や意図については、ぜひ書籍を読んでご自身の中に落とし込んでほしいところですが、ここでご紹介した言葉だけでも、すさまじいパワーを感じた人が多いのではないでしょうか?

 では続いて、『嫌われる勇気』を読んで読者が何を感じたのかが分かる感想をピックアップしてみましょう!

『嫌われる勇気』を読んで
読者は何を感じた?

“主観”で他者貢献できていると思えること(貢献感)で、自らの価値を実感でき、それこそが幸せであるということ。仕事・家族・友人、全ての対人関係に「導きの星」を見いだすことができ、これから迷うことなく“いま、ここ”を生きることができる。ありがとうございます。

(30代・男性)

『嫌われる勇気』をまだ読んだことがない人のために少しだけ補足します。この本の登場人物は2人。悩み多き「青年」と、その彼と対話を重ねる「哲人」です。哲人は、「アドラーは『人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである』とまで断言している」と語ります。

 また、「アドラー心理学では、自由なる人生の大きな指針として『導きの星』というものを掲げます」とも解説しています。「この指針さえ見失わなければいいのだ、こちらの方向に向かって進んでいれば幸福があるのだ、という巨大な理想」のことだそうです。

 さらに、私たちは「過去」でも「未来」でもなく、「『いま、ここ』を真剣に生きるべきなのです」と哲人は説いています。

 つまり上記の感想をくださった読者は、「アドラー心理学が『すべての悩みの原因』とする対人関係において『大きな指針』を見いだし、『いま、ここ』を真剣に生きることができるようになった」ということです。まさにアドラー心理学の境地に立つことができたといえるのではないでしょうか。

 他にも、以下のような感想を頂戴しています。

「自分でコントロールできる課題と他人の課題」という考え方が腑に落ちた。
タイトルの「嫌われる勇気」というのは、嫌われてもいいように振る舞うという考え方ではなく、好き嫌いを決めるのは相手(の課題)だから自分の軸で行動してもいい、という意味だとわかったときに感動した。

(20代・女性)

対話形式のため、青年の気持ちになって読み進めることができた。哲人に共感したり、時には反発したり、青年に同化することで内容の理解がスムーズにいった。
根性論に陥らずに、方法論まで提示してくれたため、考え方を日常生活に落とし込み、実践できるようになっている。その意味で、読者自身がその気になれば(勇気を出せば)、物の見方、人生観を本当に変えられるのだと思った。
現代の若者が一度は悩んだことがあると思われる考えを全く新しい視点からときほぐしていく本。
間違いなく世界観が変わる。

(10代・男性)

対話篇形式という構成が斬新で、難しい心理学、哲学への興味がそそられた。
このような考え方が一部ではなく、組織全体に普及して初めて効果的だと思いました。バタフライエフェクトになるよう、考え方を広める一翼を担いたいと思います。

(50代・男性)

現在、社会人3年目だが、新卒で勤めた会社で対人関係で悩んでいたことを、転職した今でも思い出してしまうことがあり、この本のタイトルに引かれて読んでみた。「いま、ここ」に集中すれば過去のことを気にしなくてもいいと思えた。

(20代・女性)

「人は今日からでも幸せになれる」という哲人の持論を体感した人や人生観が一変した人、さらにはアドラー心理学の考え方を自ら広めたいと考えるようになった人まで……。読者に対して大きな影響力を発揮していることが分かります。

 10年余りで国内300万部を突破し、今も売れ続けている『嫌われる勇気』。「次の10年」も新たな読者の心を揺さぶり、読み直した人には新たな刺激を与え、長く読み継がれていくはずです。

*本記事の感想文は、書籍を楽しむ読者のためにお得な情報を届けるサービス「DIAMOND愛読者クラブ」に届いたものを、意味が変わらない範囲で一部編集してご紹介しています。


【編集部からのお知らせ】

刊行から10年余、『嫌われる勇気』が国内300万部を突破しました!! それを記念し、著者である岸見一郎氏&古賀史健氏による書店イベントを開催します!

【日時】2024年9月25日(水)18:30開場 19:00開演 (20:30終演予定)
【会場】紀伊國屋ホール(新宿本店4階)
【料金(税込・全席指定)】1,500円

※イベントの詳細およびチケットお申込みは▶▶▶紀伊國屋書店のHP◀◀◀をご覧ください

本イベントの前半は、「アドラー心理学」の重要テーマに関するお二人の講演です。人生の難題を考えるヒントが必ずや得られるはずです。
イベント後半では、著者お二人への質問コーナーを実施します。『嫌われる勇気』やアドラー心理学に関する疑問、あるいは皆様のさまざまな人生の悩みにお二人が回答します。
質問は事前に募集いたしますので、▶▶▶こちらのフォーム◀◀◀からご入力ください。
皆様の悩みや疑問を、お二人に直接投げかけられる貴重なチャンスです。ぜひ奮ってご参加ください!

イベントの詳細およびチケットのお申し込みはこちらからお願いします。

驚異のベスト&ロングセラー! 国内300万部、全世界1100万部突破!!

岸見一郎/古賀史健著
『嫌われる勇気──自己啓発の源流「アドラー」の教え』

【内容紹介】

 世界的にはフロイト、ユングと並ぶ心理学界の三大巨匠とされながら、日本国内では無名に近い存在のアルフレッド・アドラー。

「トラウマ」の存在を否定したうえで、「人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである」と断言し、対人関係を改善していくための具体的な方策を提示していくアドラー心理学は、現代の日本にこそ必要な思想だと思われます。

 本書では平易かつドラマチックにアドラーの教えを伝えるため、哲学者と青年の対話篇形式によってその思想を解き明かしていきます。

【本書の主な目次】
第1夜 トラウマを否定せよ
第2夜 すべての悩みは対人関係
第3夜 他者の課題を切り捨てる
第4夜 世界の中心はどこにあるか


『嫌われる勇気』に続く「勇気」シリーズ完結編。国内87万部、全世界200万部突破!!

岸見一郎/古賀史健著
『幸せになる勇気──自己啓発の源流「アドラー」の教えII』

【内容紹介】

青年が哲人の書斎を後にしてから3年。教師になった彼は、ふたたび哲人のもとを訪ねます。

青年が語る衝撃の告白。それは「アドラーを捨てるべきか否か」という苦悩でした。

アドラー心理学は机上の空論であり、現実社会では役に立たないとする彼に、「貴方はアドラーを誤解している」と哲人は答えます。

『嫌われる勇気』で示された、幸福の道を歩むために、誰もが為さなければならない「人生最大の選択」とは何か?

貴方の人生を一変させる哲学問答、再び!

【本書の主な目次】
第一部 悪いあの人、かわいそうなわたし
第二部 なぜ「賞罰」を否定するのか
第三部 競争原理から協力原理へ
第四部 与えよ、さらば与えられん
第五部 愛する人生を選べ