世界で一番大切な人が結婚した日

世界で一番大切な人が結婚した。
いろんなバンドマンの結婚発表を聴くたびに、いつか彼が発表する日も来るのだろうかと思った。次は彼かもしれない。何ならもうとっくに結婚しているかもしれない。あんなに素敵な人だ、そういう相手がいたっておかしくない。そう言い聞かせながら、来るかもわからない“いつか”に向けて心の準備をしていた。していたつもりだった。

8月24日午前6時、仕事に行くために起床した。寝ぼけた状態のわたしの目に飛び込んだ、彼の結婚報告。一瞬で目が覚めた。想像すら出来ていなかったシチュエーションだっただけに、すぐに夢じゃないとわかった。
わたしは過去にたくさん心の準備をしてきたつもりでいたが、全く準備が出来ていなかった。もし“いつか”がやってきたら、どうなってしまうのだろうと、自分に対して不安な気持ちがあった。ずっとずっと、学校の制服を着ていた頃から大好きな人だ。誰よりも特別な人だ。そんな人から結婚の報告をされた。

嬉しかった。
人生の半分以上、自分の中で一番であり続けた人の結婚報告は、これまでに感じたことのない、何ものにも代え難い嬉しさだった。

彼らはプライベートなことはほとんど晒さない。4人の会話から思い出話や最近あったことを知ることは出来るけど、良い意味で余計なことを語らないから、わたしは彼らを知っているようでたぶんそんなに知らない。そんな彼が結婚報告をしてくれたこと自体も嬉しかった。どのような意図かは知る由もないけど、彼のプライベートな部分を教えてもらえたことが、教えてもいいと思ってもらえたことが何よりも嬉しかった。
結婚は一つの選択肢だと思う。たぶんきっと、結婚しなくても生きていける世の中だと思う。だからこそ、彼が結婚したいと思える人と出会えたこと、自らの意志で結婚をすることを選択したことは、この上なく幸せなことで、喜ばしいことだ。

わたしは彼が大好きだ。どんな時も音楽を通してそばにいてくれた、寄り添ってくれた、時に厳しいことも伝えてくれた、何度も救ってくれた、彼が大好きだ。彼の幸せがわたしの全てだ。きっと本人は望まないだろうけど、彼のためならなんでもする、なんだって出来る。少し歪な感情なのかもしれない。それほどに大好きな彼の幸せを祝福できる、この世界線に生きることができて本当によかった。

そしてポンツカ。今まであらゆるお知らせを“時空の歪み”を理由に後手へと回っていたポンツカ。そんなラジオ番組でまさかの初解禁。異例の大出世である。思わず胸が熱くなった。
彼らのことを愛するリスナーに向けて、彼の口から一番最初に伝えたかったという考えなのだろうか。そうだとしたら、嬉しいな。

結婚する前も、結婚した後も、わたしにとって彼は世界で一番大切な人だ。

藤原基央さん、ご結婚おめでとうございます。
どうか幸せでいてください。
これからもずっとずっと、応援しています。
いつも本当にありがとう。
ベイビーアイラブユーだぜ!

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