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日本株高配当&化学セクターへの投資を決めた2024年!長期分散積み立て意識で結果論として資産倍増!!!
2024年もいよいよ年末を迎えました。
今年は能登の大震災から始まり、飛行機事故に続き、辰年の幕開け大波乱でどんな一年になるんだろうと思っていたのがつい先日のことのように、あっという間に一年が終わってしまった。
今年1年を振り返ると、結果論として、地味に投資金額を増やすことが出来たなというところがある。
これまでの僕の投資方針はというと、個別株を短期で売買し、微益と大損を繰り返し、結果的に損失を膨らましてきてしまっていたところがあったけど、今年からは、一度購入した株は基本的に売却しないという方針のもと、ひたすら様々な銘柄を買い増しできた。その結果として、年始の時点では512,132円だった資本金を997,465円円にまで増やすことができた。
膨らますことはできなかったが、増やすことができたというのが正確な表現にはなるかもしれないが(笑)
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中でも特に変化があったのは7月以降に個別株だけではなく、投資信託に手を出し始めたところである。
巷では、S&P500やオールカントリーへの投資が流行っているようだが、敢えてそこには投資せずに、「日経平均高配当利回り株ファンド」「Tracers日経平均高配当株50インデックス(奇数月分配型)」「iFree JPXプライム150」の3つに投資することにした。
なぜ、S&Pやオルカンに乗らなかった理由としては
①円安局面が今後も継続するようには思えないから
②円高方向に動くと、外国株への投資は厳しくなるから
の2点にある。数年前まで1ドル100~120円だったドル円がコロナ禍あたりを起点に今や155~160円に迫るところまで円安を加速させている。
この先、1ドル180円や200円の未来も可能性としてあるが、日銀が160円あたりを介入ポイントとしている過去の実績や、経済への影響を何となく考えたときに、ドル円は今の価格が天井なのではと素人感覚ながらに思うのである。
そうであれば、現時点でドル円を購入しても、長期的にみて1ドル100円まで円高が進む(元の水準に戻る)といった展開になると、30%の損失が出ることになる。
そんなことを考えていると、なかなかSPやオルカンには投資できないといった判断になったのだ。
その上で、日経平均が過去最高値を記録したことや、賃上げ上昇のニュースなども各所で見られ、日本経済が地味に息を吹き返しているようにも思えることから、投資先としては日本株にしておいた方が安牌だなと考えたのである。
ただ、日本株のどのセクターが今後上がるかの予想は困難。
一方で、どこが盛り上がるかはわからないけれども、どんな時代でも配当を出せる余裕がある企業はその時代背景で儲かっている企業だろうと先々の予測を立てると、やはり高配当銘柄への投資はしておいて大きなリスクは無いのかなと判断した。
さらに、僕は飽き性というところもあり、年に複数回の配当があった方がモチベーションも続くような気もして、有名にな「日経平均高配当利回り株ファンド」に加えて「Tracers日経平均高配当株50インデックス(奇数月分配型)」にも投資することにした。
さらに、高配当ではないけれども、確実に成長している、今後成長する可能性が高い、日本の稼ぐ企業を中心に指数を組んでいるJPXプライム150指数への投資も行うことでリスクヘッジを図った形になる。
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投資信託への投資は月20000円を目安に進めており、まだまだ資本金の額は大したことないがこのペースで投資を進めると、利回り3%で30年後には1000万円以上には膨らんでいる計算になる。
個別株に目を向けると、今年は化学セクターへの投資を行った。
具体的な銘柄としては「三井化学」「三菱ケミカル」「住友化学」「旭化成」の4社だ。
化学セクターへの投資を始めたきっかけとしては、ここ数年の株高チャートを見ている中で、化学セクターだけが上がってなかったことを発見したところに端を発する。
コロナ禍でも上がらなかった原因としては、経済が停滞したからという点や、中国経済の影響も受けていたという話もあるようだ。
とはいえ、調べてみると、化学は日常のあらゆる有体物を生み出している、いわば産業の土台である。この先、時代がどんなに変化しようが、化学の必要性は増す一方だろう。
そうなると、全方位に対応できるいわゆる総合化学メーカーが安定して稼ぎ続けられると考えた。
個別株の配当利回りも見てみると、化学セクターは高配当銘柄揃いだ。
今後、日本は少子高齢化であらゆる分野で人材不足が叫ばれるだろうが、化学は少数精鋭の分野であり、人材不足の影響も受けにくい。
また、これは何となくの感覚だが、日本が世界と戦える分野があるとすれば、化学が最有力候補になるだろうと思うからだ。
Made in Japanの高品質化学製品は日本人が得意な繊細な産業であり、日本が世界と渡り合える、数少ない分野の一つであると考える。
化学と言えば、信越化学が有名だが、なかなかに投資金額が大きく手を出しずらいという点と、上記理由を総合的に考慮すると、川上から川下まで一貫して対応できる総合化学メーカーへの投資の方が将来性はあるだろうと踏んだ。
中でも、三井三菱住友の財閥系は日本の経済を牛耳ってきた歴史背景もあり、今後も日本で存在感を失うことは無いだろうと考えている。
その他、配当利回りや、現在ではなく将来を見据えた上で個別株の投資状況は以下のとおりである。
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現状、負け越しとなっているが、来年の今頃には全銘柄上がりきっていると信じている。
目安である100万円をある程度の安定企業へ投資できたので、来年は投資金額を増やしつつ、デイトレードや短期トレードにも挑戦したいなと思っている。
そんなこんなで2024年度の投資の振り返りでした。