オンライン対談|dünnダイアログノート本革ノートカバー&ケース(限定企画|ブラウン)の振り返り
2020年夏、かろやかなレザープロダクト『dünn』のクリエイティブディレクター荒川さんとオンライン対談を行いました。
ダイアログノートプランナー高橋(以下:高):荒川さんこんにちは。
dünn荒川(以下:荒):こんにちは!
高:1年前はクラウドファンディングでお世話になりました。おかげさまでたくさんの方にご支援をいただきましたね。
荒:こちらこそ。ありがたかったですねー。ダイアログノートをきかっけにdünnを知ってくださる方も多かったですよ。
高:そうですか!それはよかったです。dünnの商品は昔から使っていて、革がとっても薄くて軽いのに、安っぽさは無くてとってもお気に入りです。特にいざというときの予備用名刺入れの「カードリッジ」が好きですね。
そんなdünnさんとクラウドファンディングではダイアログノートのケースとカバーを一緒に作らせていただきました。
荒:クラウドファンディングは色々試せるので、色も8種類、ペンホルダーもありなし選べたりとできたんですが、実はあの後、縫製の業者さんにめっちゃ怒られて^^;
高:そうなんですか笑 やっぱり組み合わせが複雑すぎましたか?
荒:オーダーが細かすぎると。。。
高:でしょうね笑
荒:めっちゃ頑張ってもらいました(笑)おかげさまで、売れ筋も把握できましたから今の定番カラーと仕様が決まった感じです。
高:クラウドファンディングが終わった後、一般販売にもしていただいたんですよね。
荒:はい!
高:そこでは色と形状(ペンホルダー有無など)は絞られたと思うのですが色は4色になりましたよね?この色はどのような基準で選ばれたのですか?
荒:単純に、クラウドファンディングの人気順にしました。
高:私、個人的な話なんですけど、ブラウンの革小物がすごく好きでして。ブラウンが無くなったのが残念だったんですよね。
荒:出た!茶色普及協会の方ですか!?
参考:日本茶色普及協会
https://www.facebook.com/groups/384487241750747/
高:いやいや笑 そこまでではないんですけれど・・・ブラウンはそれほど人気がなかったですか??
荒:いや、いい勝負でしたよ。ギリギリ定番の4色に入らなかった感じです。
高:まぁアルテルンと言う茶色系のよい革があるのはわかっているのですが、、、
アルテルン
でもやっぱりブラウンが欲しいなと。それもクラウドファンディングのときの明るいブラウンというよりはもう少し落ち着いた大人のブラウンが欲しくて、、、今回作っていただきました!
荒:はい!オーダーありがとうございました!ダブルロゴもいい感じですね。
高:そう!せっかく公式アクセサリーとして作るのでダブルネームでロゴ刻印もいただきました。カバーの刻印の場所が中に入っているのが個人的にこだわりポイントです。
荒:なぜ中にしたんですか?
高:ブランドロゴってあんまり表にドーンと出ているよりは控えめの方がすごく好きなんです。ロゴ自体は商品を提供するものとして入れるべきとは思っているのですが、控えめでいいなあと思っていまして。
荒:なるほど〜
高:ちょっとあらためて、ケースとカバーのこだわりポイントを話しましょう。
まずはカバーから。
二つ折りのカバーなのでノートを使う時にパッと開いてすぐに書いたり見たりすることができます。
左側には表紙を差し込むこともできますが、私はあえて入れないスタイルをお勧めしたいと思います。その方が表紙がちゃんと見えますし笑
荒:私は差し込んで使っていますよ。安定感が増します。
高:まぁ好みに合わせて使っていただければいいです笑 ここにはちょっとした領収書やチケットなどの紙ものを収納していただけるように工夫してもらいました。
荒:このカーブは『クロソイド曲線』といいましてですね、そもそもクロソイドというのはギリシャの女神クロソ(クロートー)からきていると言われていて、彼女が手にする糸巻き棒から引き出し紡がれるのが「運命の糸」という・・・
高:(この話は長くなりますので、気になる方は後でこちらをご覧くださいね。。)
荒:おい!カットするな!
高:右側はノートの後ろの表紙を差し込んでいただくところですが、これ結構深く作ってもらったところがこだわりです。ここまで深くすると段差が生じないので最後まで気持ちよく書くことができるんです。
荒:こだわりポイントですよね。その分革を使うことになるので原価は高くなるのですが・・・ここは譲れないポイントでした!
高:そして続いてはケースですね。
通帳ケースのようにノートを差し込んで保護します。指を入れる凹みがあるのでノートを掴んで抜き出しやすいデザインになっています。
荒:こちらにはペンホルダーが付いていますよね。ペンホルダーもよく手帳についているようなコンパクトなものではなくて長めのペンホルダーをつけました。高級筆記具を入れてもしっかりと保護してくれます。
高:そうなんです。筆記具とノートをセットにして持ち歩くことができて便利です。
荒:この一体感がとっても心地良くて、私はスマホとセットにして持ち歩くことも多いです。スマホをノートに重ねて持つとさらに一体感が気持ちいいですよ。
高:わかる!一体感いいですよね。
荒:デスクではケースをスマホの座布団のように使っています。
高:座布団って笑 でもデスクの上で置き場所を決めるのって大事ですもんね。
荒:カバーと比べてケースはすぐに開くことはできませんがその辺りはどうお考えですか?
高:私はオンタイムつまり仕事中はカバー、オフタイムはケースというように使い分けしています。使用頻度が高いオンタイムはすぐに紙面にアクセスできるカバーを、オフタイムはカフェでゆっくりとノートを綴ることが多いのでその所作も楽しむことができるケースを使っています。
荒:ユーザーさんにも利用シーンによって使い分けしていただきたいですね。
* お * ま * け *
荒:ところで、開発から1年経ってみて、ダイアログノートのユーザーさんは広がりましたか?
高:おかげさまでたくさんの方にご利用いただいているようです。公式のオンラインストアでは1月の後半から8月の中旬まで毎日商品が売れていて連続売上200日を突破しました。
荒:200日!連続というのはすごいですね。発送作業も大変でしょう。
高:嬉しい悲鳴で笑 小さなガレージメーカーですから、今も手作業で自分たちの手で発送作業をしています。
荒:たしか今年になってからドット方眼も出ませんでしたか?
高:今年の1月にドット方眼をラインナップに加えました!好評です。
荒:ドット方眼、好きな人多いですよね。自由にスケッチを書けたり、方眼よりも無地に近いような使い方をしている人が多い印象があります。
高:イラストを描くのにもちょうど良いみたいです。もともとダイアログノートの罫線は薄いのですがドットだと自由度がさらに上がる感じがしますね。
荒:どっちらが人気ですか?比率とか。
高:実はこれがダイアログノートを始める時にいただいたアンケートの通りなんです。だいたい方眼の半分くらいですね。
荒:あっ、ダイアログノートを作る前のツイッターのアンケートですね。ダイアログノートのHPで見たことがあります。結構ドット方眼人気ありますね。もっと少ないかと思ってました。
高:次は無地や大きいサイズにも挑戦したいのですが、まだ絶賛企画中です。
荒:ご自身ではどちらを使っているんですか?
高:ドット方眼を出してからはしばらくドット方眼を使っていました。今回中身は方眼のカモフラージュを作ったのでまた方眼に戻りました。
荒:そうだ。先日発売された限定モデルですね。
高:結局方眼の方がいいかな〜というのが今のところの感想です。また変わるかもしれませんが・・・。
荒:使い方によりますよね。文字とイラストの比重にもよるだろうし。わたしは方眼をずっと使っています。
高:方眼とドット方眼で表紙の色も変えているので、そこで選んでいる人も多そうです。
荒:ダイアログノートって、日常使いに自然に馴染むのがよいなと思っていて。カバー、ケースがあることでよりラフに使えるんじゃないかなと思っています。一時は手帳と併用していたんですが、今はノートメインになりましたね。
高:これからも末長くよろしくお願いします笑
荒:はい!また色々とユーザーさんに楽しんでいただけるような仕掛けを一緒にしていきたいですね!
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