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3月16日 Balancing Objectives and Measurements 利益以外の目標
おはようございます。今日も #ドラッカー #365の金言 からスタートして参りましょう。
本日 #3月16日 のテーマは
#Balancing_Objectives_and_Measurements
今日の金言です。こちら↓
#利益の最大化を唯一の目標にすることは間違いである。
マネジメントとは、多様なニーズと目標をバランスさせることである。利益だけを強調することは、企業の存続を危うくするところまでマネジメントを誤り導く。
その結果、今日の利益のために明日を犠牲にする。売りやすい製品に力を入れ、明日のための製品をないがしろにする。研究開発、販売促進、設備投資をめまぐるしく変える。そして何よりも、資本収益率の足を引っ張る投資を避ける。そのため設備は危険なほどに陳腐化する。換言するならば、最も拙劣なマネジメントを行なうよう仕向けられる。
目標は、事業の存続と繁栄に直接かつ重大な影響を与えるすべての領域において必要である。目標を設定すべき領域は八つある。
マーケティング、イノベーション、生産性、物的資金的資源、マネジメント能力、人的資源、社会的責任、利益である。これらのうち鍵となる領域は企業によって異なり、成長段階によって異なる。しかし、事業、景況、規模、成長段階の如何にかかわらず、目標を設定すべき八つの領域そのものは変わらない。(『現代の経営』)
ACTION POINT
本日のテキストは『現代の経営』(1956年発刊)、手元の1987年版だと、上巻>7章 事業の目標>1 事業目標の8つの領域(80〜82ページ)
事業の目標といえば、利益目標ばかりを追い求めているが、そうじゃない、とドラッカー。
事業の存続ないし繁栄に直接かつ重大な影響を与える行為が行われる全ての領域において、設定されなければならない目標を設定すべきで、それには8つの領域で目標を設定せよと。
そして、
8つの領域=マーケティング、イノベーション、生産性、物的資金的資源、マネジメント能力、人的資源、社会的責任、利益。(原文では、market standing, innovation, productivity, physical and financial resources, profitability, manager performance and development, worker performance and attitude, and public responsibility.(市場における地位、イノベーション、生産性、物的・財務的資源、収益性、経営者の業績と能力開発、従業員の業績と態度、公的(社会的)責任))。
これらの領域で、それぞれ測定できる基準を設けて、計測せよと。利益だけに偏るな、ということです。
これは平成の30年間を通じて、短期的収益目標にばかり経営が視点が向いて、損益計算書の利益を出すことばかりに注力したため、将来を生み出すイノベーション投資や人的資源への投資を怠り、リストラによって収益改善した、などと揶揄される某通信機器メーカーのようなことがあちらこちらで起こっていて、結果的に国の産業、輸出力が衰えていっているのではないかしら?
栄養でも、健康でも、そうですが、バランス良く、という視点から経営領域での目標を利益に偏ることなく考えていきたいものです。
今日を変えていこう。愛を込めて。
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