スター依存組織からの脱出を 5月14日 Splintered Nature of Knowledge Work 知識労働の細分化
本日のテキストは、『ネクスト・ソサエティ』、eラーニング教材『ネクスト・ソサエティ』より。特に該当するのは、『ネクスト・ソサエティ』(2002年刊)第Ⅲ部 第2章 人こそビジネスの源泉>分化する組織 174〜176ページ。
本日 #5月14日 火曜日です。
今日の #ドラッカー #365の金言 から。
タイトルは、
#Splintered_Nature_of_Knowledge_Work
#知識労働の細分化
本日の金言:
#知識労働は細分化されざるをえない 。
ACTION POINT :
#アウトソーシングできる仕事をあげてください 。
#実際にアウトソーシングしその仕事ぶりをモニターしていくためのプランをつくってください 。
優れた個人が組織を引っ張っていく、のは確かなこと。
だから、誰もが優れた個人になろう、と努力、継続学習し続けるし、その努力を支援することが組織には求められます。
そして、強み以外の部分は、アウトソーシングを活用して筋肉質な体勢で経営しよう、という話だったように思います。
しかしながら、組織の強みが、その「優れた個人」に依存してしまうと、彼ないし彼女が離脱してしまった後の組織は悲惨なことになります。
まるで、大谷翔平選手が移籍した後のLAエンジェルスのように。彼が抜けた後、今季はトラウト、レンドンのベテラン選手が怪我で離脱し、気づくと地区最下位、リーグでもワースト2に。まだ5月ですが、10月のプレイオフに進出できるまで9ゲーム以上離されており、進出は厳しそうです。
プロスポーツの世界と事業の世界は違うかもしれませんが、これまで頼りにしてきた優れた人材がライバル社へ引き抜かれて、今度は手強い敵になる、ということは、一般のビジネス世界でもあることです。
組織のマネジメントする側としては、優れたスター人材を大切にすべきではあるものの、頼り切ることなく、彼or彼女が離脱後のマネジメントまで考慮すべきと思います。
スター人材が離脱後も組織が競争力を失うリスクを防ぐことが大切だと感じます。そのためにも「学習する組織」であることが重要と考えます。確かにスター人材は突出した成果を上げる代え難い人材です。
スター人材離脱した後も、組織全体のパフォーマンスを大幅に落とさないためには、満点は無理でも、合格点の60点が挙げられる人材を多数育成しておくことが大切と思われます。
高度に専門化したスター人材や知識人を維持し続けることが他組織よりも秀でた組織であることは否めないものの、組織へのロイヤリティが高くない彼らを引き抜かれるリスクはあるわけです。
組織マネジメント側も、働く個人も、それぞれの立場から、それぞれが有利になるよう行動するので、簡単なことではありません。立場によって行動も変わります。あなたにとってベストな選択をしてほしいと思います。ごきげんよう。
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