8月5日 体系的廃棄 Calculated Obsolescence
おはようございます。
#他者による陳腐化を防ぐ唯一の方法は自ら陳腐化させることである 。
このNoteは、「ドラッカー365の金言」に記された1日1テーマに対して、自分の感想や想い、そして、私自身の実践について書いたNOTEです。本文そのものを全て引用することはありませんので、ドラッカー博士の論文をお読みになりたい方はぜひ本書をご購入されることをお勧めします。
“汝の時間を知れ“ ドラッカー
上記は本書の扉の次のページに記されていたメッセージです。これは「時間は無限ではないから集中せよ」という意味かも知れません。ドラッカーの65年以上にわたる著作集を読み続けるほどの時間がない方のために、本書がある、という意味かも知れませんね。
編者のマチャレロ教授は
“最後にACTION POINTとして取るべき行動を示唆した。ここでお願いしたいことは、読者ご自身が「すでに起こった未来」を探すことである。新たなトレンドを見出したならば、ドラッカー学校の伝統に従い、自ら行動していただきたい。“
と記して、本書を実践する書、として欲しいと述べています。
著作権等の関係から、日々のドラッカー論文(つまり、本書の本文)を全文引用することはしませんので、ご関心の方はぜひお手元にお持ちになることをお勧めします。
今日のACTION POINT
#自社製品を誰かに陳腐化させられる前に自ら陳腐化させるべく働いてください 。
新しい、より良いものを手に入れるには、過去の努力の間違い、失敗、見当違いなどとともに、古いもの、使い切ったもの、時代遅れのもの、もはや生産的でないものを捨てなくてはならない。別の言い方をするならば、医学の諺がある。「患者は排泄している限り見込みがある。腸と膀胱が機能を停止しては、死も遠くない」。組織も、自らの廃棄物を処理できないならば、自らに毒を盛ることになる。組織は、廃棄を組織化しなければならない。しかし、これは実行の極めて難しいことである。ほとんんどの組織が、自らの製品に対して強い愛着を抱いている。(「未来企業」424ページより)
学校を卒業して5年経った人間の知識は、当然のこととして、陳腐化しているという歓迎すべからざる事実を認めなければならない。
それは、学校を卒業した人だけに限らない。
先日、一線で活躍するマーケッターのオンライン勉強会に参加した。そこで話されている内容は、もちろん自分が広告代理店でアカウントを取っていた時代とは異なる。一方で、メディアやクリエイティブの考え方が違うものの、基本的原則は変わらない、というものもあった。組織も個人も誰もが学習を組み込むことによって、体系的に知識も、製品も、廃棄することで、自らを効果的な存在に、生産性の高い存在として鍛え上げ、維持していくことが重要と思う。
今日もやっていきましょう。
こちらでも学を深めています。↓